○毎日新聞
　あと、発表項目とは離れるんですけれども、四川の大地震の関係で、ものすごいエネルギーではあったんですけれども、学校施設の耐震化の問題をいろいろ取り上げられていますけれども、県としては、平成27年度に100％というスケジュールというか、目標で進んでいると思うんですが、例えば、その辺の見直しとか、そのあたりのほうで何か対応などを考えていらっしゃることはありますでしょうか。
○知事
　あらためて、この地震に耐えられる施設を早急に整備しなければいけないということの重要性を感じました。県としての現在の計画そのものは変わっておりませんで、平成20年度中、今年度中に計画をつくって、そして平成27年度までに計画的にやっていこうということ、そして、そのときには、まずは比較的、社会的な弱者と言われる方が集まられるようなものであるとか、災害の際の拠点になるようなところとか、そういったものを先にやっていくということを考えているところでございます。また、県の一般的な建物とあわせて、県立の学校についても同じようなスケジュールでやっていきたいと思っております。
　現時点のところ、これまでにつくった建物そのものが、今回、中国で倒壊した建物を見る限り、あれほどひどい建築の様子にはなっていないというふうに認識はしておりますけれども、こうした平成27年度までにやっていくということの前倒しについても、やはりできる限り考えていかなくてはいけないのではないかという印象を私は持っております。全般的に、この社会資本整備に対する予算額というものが縮小していっておりますので、どう工夫をしていくのかということはありますけれども、平成27年度と言わず、少しでも前倒しできる形が何かできないのかというふうなことを、私自身は今回の地震を通じて感じました。また、関係の当局とも話をしていきたいと考えています。