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記者会見
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質疑応答:九州新幹線西九州ルート
○朝日新聞
 九州新幹線西九州ルートに絡んでなんですが、佐世保線の肥前山口と武雄間、新幹線が走ることになりますけど、単線になっていますよね。それについて、複線化がこれから課題になってくると思うんですが、先月末のJR九州の石原社長の会見でも、JR九州でもなかなか自分でつくるとは言えないと。国、そういう政治の力も期待したいというような発言があったんですが、佐賀県としては、ここの複線化についてはどのような形で進めたいというふうにお考えでしょうか。
○知事
 佐賀県として、まず1つは、現実的な案としては今ある線の横にもう1本線をつけるということをベースに考えざるを得ないと思っております。そこの費用負担については、私どもが現時点ではJRと佐賀県、長崎県がそれぞれ負担を出すという案で今まで来ておりますが、可能であれば、新幹線のスキームにしていただいたほうが佐賀県の負担が想定よりも軽くなるもんですから、新幹線を通すためにやる複線化の工事なんですということで、新幹線スキームでお願いできないだろうかというふうなことは、これまでも要望してきましたけれども、これからも要望をしていきたいと思っています。
○朝日新聞
 県の負担も小さくなりますけど、JRの負担のほうがさらに小さくなりますよね、そのスキームですと。
○知事
 ああ、そうですね。ですから、新幹線スキームになるということは三者ともに、三方よしみたいな話になりますので、そういったこともあって、これまでも、もちろんJRも賛成ですし、佐賀県、長崎県ともに国に対してはそういったことを訴えてきたわけでありますけれども、まずは着工が先というふうな状況もございましたので、これからはこうしたことができないのか、関係の当局に働きかけをしていきたいと思っています。
○朝日新聞
 今、未着工区間の財源について、政府・与党で話し合いを、年度末が無理だったので、7月めどということで進めていますけれども、そこに複線化を新幹線スキームでということを乗せていくというような考えはありますでしょうか。
○知事
 ちょっとそこまで話が熟しているかどうかということがありまして、未着工区間の問題の整理はずっと何年もかけて、いろんなところで議論をされてきているテーマでありますので、そこがまず先に来るんだろうなという感じがしています。そこに、いわば私どもとしては、この複線化の部分をぜひ新幹線スキームでということは訴えてはきておりますけれども、まだ国のプロジェクトチームや、そういう新幹線の枠組みを決めるところできちんと議題になったことがないということが現状ではないかなと思っておりまして、なかなか7月までというのは難しいかもしれません。
 ただ、だからといってあきらめるということではなく、何らかの方法がないのか、そこは知恵を探っていくべきだと思っています。
○朝日新聞
 10年後の開通に間に合わせなきゃならないという事情もありますよね。そういう意味では、時間はあるようでないようなところもあるかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○知事
 確かにゆっくりしている暇はないわけでありますけれども、ただ、基本的には必要な調査なりなんなりというのは、新幹線そのものについては機構がやっていきますし、複線化の部分についても、基礎的な調査なりなんなりということは進めていって、最終的には費用負担をどういう割合でしていくのかということだと思いますので、それが全く決着しない限りは、全くその部分に手をつけられないということではないとは思っております。
 ただ、遅く決まったほうがいいということは全くございませんので、少しでも早目な決着になるようにしていかなくてはいけないとは思っております。




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