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記者会見
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質疑応答:佐賀牛の中東進出
○NHK
 もう1点ですけれども、佐賀牛を中東で売り込もうという話が一部出ていますけれども、これの狙いとか、あるいは具体的なスケジュール、以前もちょっと出たことがありましたけれども、決まっていればお話しいただければと思います。
○知事
 最近はテレビや雑誌を初めとして、この中東、特にドバイの繁栄ぶりについていろいろ言われることが多くなってまいりました。ドバイはその一つの象徴でありますけれども、それだけでなくて、ほかの中東の地域というものは今世界でも最も繁栄している地域、また将来性のある地域ではないかと思っていまして、そこに佐賀県の産品、とりわけ世界商品になる得る佐賀牛を売り込んでいこうということを今検討しているというところでございます。
 具体的には、最終的なまとめはもうちょっと時間をいただきたいんですが、できれば6月の議会に、このドバイを初めとする中東地域に対して佐賀県の県産品をどう売っていくかという予算組みをしたいというふうに思っておりまして、そうしたものを受けまして、具体的に私どもが扱っていただきたい対象を絞り込んで、例えば、今世上よく言われております、富裕層のお客様を対象としたようなホテルとかもございますので、そうしたところにどう売り込んでいくのかとか、また、佐賀牛だけでなく、ほかの佐賀県のものを売っていく可能性だとか、そうしたものについて何か事業を組み立てられないかということで考えているところでございます。
○NHK
 特に佐賀牛の中東におけるニーズというのは、知事ご自身も行かれたりしていますけれども、どういうふうに感じておられますか。
○知事
 手ごたえは感じています。既に特例という形で持ち込みをさせていただいて、クウェートでは去年のナショナルデーという在クウェートの日本大使館が主催したレセプションなどにおいて佐賀牛を提供させていただいて、そのときにいろんなものを出していったんですけど、その中で佐賀牛が一番反応がよかったんですね。これはやっぱり非常においしいということを言っていただいて、そこである程度の手ごたえを感じています。
  佐賀牛自体はある程度持つものでもありますので、生鮮品だとなかなか、全く味の早いものだと難しいという要素もあり、かつ、ある程度コストがかかることを考えると、安いものでは無理だろう、ある程度日持ちもし、かつ、コストを回収できるぐらいのやはりいいものというふうな意味で、佐賀牛でいってみようというふうなことを今のところは判断しているということでございます。
○NHK
 最後ですけど、逆にハードルというか、乗り越えなきゃいけない課題みたいなことというのは出てきていますか。
○知事
 はい、2つ出てきています。1つは、まずハラール(イスラム法上で食べられる物)の問題でありまして、イスラム教徒の方にお口にしていただくためには、一定の宗教上のハードルを超えなければいけません。それが国によっていろいろ違うんですね。クウェートの場合には比較的、割と低いハードルでできたんですけれども、ドバイが属しているUAEというところは、そのハードルがちょっと高い部分がございまして、先方のハラールの要求に対してどうこたえられるのかといったところが1つあります。具体的には、そのハラールのできる施設を探してきて、そこできちんと認定を取るということが必要になってきます。それが1点です。
 2つ目は、実際にお使いいただくレストランやホテルに対して、どうアプローチをつけていくかという問題でありまして、今既に現地のほうでもそういったことをやっていただく日本の商社と話はしていっていますけれども、より強力なコネクションが必要だというふうに思っています。




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