○NBC
　来月、北海道の洞爺湖でサミットが開かれますけれども、そこで各国の首脳に記念品として有田焼が贈られるということになったそうですけれども、何か県としてアプローチがあったのか、知事、もしくは担当課、関係課からアプローチがあったのか、もしあったとすれば、それはいつごろ、どのような形であったのかということと、あと知事の感想をお伺いします。
○知事
　非常に嬉しいと思います。世界の首脳が来られたときのお土産の一つに有田焼の酒瓶が選ばれたということで、そこに詰められる内容は北海道産の日本酒ですけれども、その北海道産の日本酒を我が国を代表する有田焼の柿右衛門窯の製品を使うということを決めていただいたということで、大変嬉しく思っています。
　このお話自体は、会場となるホテルのほうから参りました。ホテルの支配人の方がもともとハウステンボスにおられた方というような御縁もあって、有田焼や柿右衛門窯に非常に親しみを感じておられた。我が国を代表するもので何か北海道のお酒を入れたいということで御相談がありまして、最初に御相談があったときから私もずうっとお話を聞いておりましたので、柿右衛門先生とも御相談しながら、どうしていきましょうかというお話をさせていただいていたところでございますが、最終的に先生のほうでも全く新しいものをつくるとなると大変だけれども、型そのものは、例えば、花瓶の形のものを使っていったらどうだというふうなことなんかもあって、絵はもちろん御自身で今、恐らくずうっと制作中だと思いますけれども、そうしたふうにしていけば有田焼のためにもなり、日本のためにもなるのであればということでお受けされたというふうに伺っています。
　県として何か大きな動きをしたというわけではございませんけれども、こうしたことを機会に、あらためて有田焼が佐賀県だけでなくて、日本全体を代表するものなんだということを多くの人たちに意識していただければ大変ありがたいなと思っています。 ちょっと話は違うんですが、先般、李明博(イ・ミョンバク)大統領が訪日されたときのお土産の一つが、これは日本国とか内閣のほうから贈られたんですけれども、有田焼の万年筆だったんですね。こうしたものをずうっと私どもの県の首都圏営業本部だとか、あとその万年筆をつくっておられるメーカーさんとかと一緒になって、ずうっとアプローチをかけていました。その成果がそんなふうに結びついたということで、これから国賓とか外国のお客様が来られたときの一つのお土産のアイテムとしては非常にいいものになっているのではないかなというふうに思っていまして、これからもいろんな形の活用を期待したいなと思っています。