○佐賀新聞
　原油高騰、6月からかなりまた原油が上がっていますけれども、冬場にやられた第一弾の原油高騰対策、それなりのニーズがあったということを聞いたんですけれども、新たに検討されていること、考えられていることはありますか。
○知事
　冬場に原油高騰があって、県としても独自の対策をスタートさせ、それとあわせて、今どこの現場にしわ寄せが来ているのかという調査をそれ以来ずうっと続けています。なかなか実際の答えを得るのが難しい状況ではあるのですけれども、実感として感じているのは、資材が上がった分、例えば、全体のコストから見ると10%、20%上がったというものがトータルの生産コストに5%とか10%とか反映されて、ところが、実際の市場価格というのを見ると2年前とほぼ変わらないというような状況、そういったことであるとか、もともと農業関係というのは利幅の低い仕事なものですから、コストがちょっと上がるだけで非常に所得が小さくなってしまう。そういったことなんかは私どもとしても気づいてきたところでございます。
　これからどういう対策を講じることができるかは、私どもなりの整理をしてからにしたいというふうに思っていますけれども、識者の見るところ、当分この高騰は続くということになると思いますので、県としても何ができるのか、引き続き検討を続けていきたいと思っています。