○NHK
　先ほどの有明海の話をもう少し詳しくというか、先週、担当者が熊本、福岡に行かれたということですけど、その時点でどこまでの話が交わされて、今後どういった形で、会議を持つということでしたけれども、話を進めていかれるようなご予定なのか、伺えますでしょうか。
○知事
　1つは、いろいろ電話やメールでのやりとりは3県の間ではございましたけれども、きちんと顔を合わせて今後の対応について話をしたのは先週が初めてでございました。その中において、基本的には中長期開門調査を実施していくための環境アセスメントを実施するんだということ、それに際して、じゃどういう環境アセスメントをやっていけばいいのかということについて、関係県として情報交換をしていこうということになったと伺っております。
　来週の会議においては、つまり目指すところは一緒だよねということが確認できたという前提に立って、では、その技術的な検討を進めていくときに、具体的にどういうやり方があるのかとか、またはどういう学者というか、人がいるのかと、そうしたことについてのざっくばらんな第1回の意見交換をできればというふうに私は思っております。
○朝日新聞
　関連なんですが、知事はこの間、九州農政局長が来たときにも、アセスのプロセスに佐賀県も関与していくような、あるいはNPOの関与をしていくようなことを求められたと。それに関して、その時点では明確な回答がなかったわけですけれど、コミット(かかわり合うこと)をしていこうということを佐賀県としては既に求めているんですけれど、福岡、熊本なんかにも、そこで同調しましょうというような働きかけはお考えですか。
○知事
　考えがあります。基本的には佐賀県1県でやっていくのではなくて、同じ気持ち、同じ立場に立っている3県と共同していく、有明海再生の願いというのは、佐賀県の漁民たちだけが思っているわけではないということを多くの方に理解していただきたいものですから、そういうアセスメントにどうかかわっていくのかということについても、3県で同じ土俵に立っていければというふうに思っておりますし、そういう訴えかけもしていきたいと思っています。