○NHK
　大分県での例の教員採用、あるいは昇進をめぐる話ですね、佐賀県では教育委員会では問題はなかったと、不正は報告されていないということが報告されていますけれども、知事として、翻って佐賀県についてどうということも含めて、どういうふうに見られているかということをお伺いできればと思うんですが。
○知事
　佐賀県の教育委員会からは、大分県教育委員会について報道されているようなことはありませんということをきちんと報告を受けておりますし、私もそうだろうなというふうに思っております。
　 佐賀県教育委員会はきちんとした対応をこれまでもしてきたし、これからもしていくということでありますし、それはもうそうあってほしいというふうに思うわけでありますけれども、ただ、実際に大分県を見ていると、既に採用されている方たちをどうやって判断していくんだろうなということと、失われた信頼をどう回復していくんだろうかということについては非常に課題は大きいと思っています。これはまさに他山の石とすべきだと思っていまして、今回明らかになったような、そういう不正が行われるということは我が県の教育委員会ではなかったにせよ、ますますコンプライアンスということについては厳しくしていかなくちゃいけないというふうに思いますし、それとあわせて、やっぱり情報公開というものを進めていくことの大事さということを改めて感じています。
○STS
　関連ですけれども、例えば、佐賀県の職員試験で過去、例えば、口ききがあったとか、あるいは合否判定前に結果が漏れたとか、そういったことをさかのぼって調べられたというケースはあるんですか。
○知事
　職員課のほうにも聞いてみました。発表前に個別に合否を通知するということはなかったというふうに聞いていますし、私に対してもそういったものは直接言われたこともありませんし、佐賀県というのは、そういったことについては非常にきちんとというか、当たり前というのかもしれませんけれども、やってきた県だというふうに思っています。