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記者会見
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発表項目:「企業の森林(もり)づくり活動」をサポートします

 次が2点目です。企業の森林(もり)づくり活動を県としてサポートしますということでございます。
 これまで、佐賀県では県民協働で森林(もり)づくりを進めていくというコンセプトのもと各種の事業を行ってまいりましたが、今回、企業と県が組んで森林(もり)づくりをサポートしていくという事業を新しく始めていきます。企業のほうからは、すでにアンケートの結果によって地球環境の保全に何らかの貢献をしたいとか、自然環境を守りたいというふうなことが出てきております。こうした企業側のニーズと荒廃した森林が増加しているというこの現状を何とかうまくマッチングできないかということで、今回、このようなことを考えました。
 森林保全に何らかのお役に立ちたいという企業と、森林を管理してほしい市や町とが森林(もり)づくり協定というのを結びます。そのコーディネート役を県が、具体的には県庁そのものではなくて、NPO法人の佐賀県CSO推進機構に委託をすることにしますが、ここが実際の、いわば縁結び役をしていただきます。そうすることによって、どこでお役に立っていいかわからないという企業と、だれがお手伝いをしていただくのかわからないというこの2つのつなぎをすることができる、そうすることによって手入れができる、植林ができる、そういったことを実現したいと考えています。モデルケースとしては、企業が森林(もり)づくりの資金を提供します。こうした場所については、例えば、ネーミングライツを取得していただくということも考えています。「○○の森林(もり)」みたいな感じになっていきます。そして、企業や社員さんがこの森林(もり)づくりの活動に参加をしていただきます。植樹をしたり、下刈りをしたりというふうなことになっていきます。
 こうした取り組みよって、企業は環境保全や地域活性化へ企業としても取り組みをしているということがPRできますし、また、植林などに社員の方々に参加していただくことは、福利厚生の面でも役に立つことができると思います。また一方で、市や町から見ると、森林を提供することによって整備ができるということになっていきますし、まずこうした取り組みは、私ども佐賀県からしても大変ありがたいことだというふうなことになるわけでございます。
 こうした取り組みをしていただくために、企業と市町の間に協定を締結することになりますが、その協定締結のサポートを県がしていきます。この森林(もり)づくりをしていく情報収集、企業側や市町側にいろんな意味でのアンケートをしたり、情報収集をしていくということなどを通じまして、8月中にはこうした活動の一定の大体見通しを立てて、協定締結を何件かしていきたいというふうに思っております。
 また、こうした企業が行う森林(もり)づくりの活動について、県としてもサポートをしていきたいと思っているものの一つが、看板の設置やCO2の吸収証書の発行でございます。また、あわせて県や市町の広報誌、ホームページなどでこうした取り組みの内容を紹介していきます。あわせて、こうした作業に必要な道具を貸し出したり、植樹などの技術的な指導も行うようにしていきたいと考えております。
 ぜひとも、多くの企業の方にご参加をいただいて、森林(もり)づくりの大きなパートナーになっていただくように、多くの企業からのご応募をお待ちしているところでございます。
 私からは以上でございます。

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