○STS
　ほかの質問よろしいでしょうか。先日、太田農林水産大臣とお会いになって、諫早湾の排水門の環境アセスの件でお話しになったと聞いておりますが、どういうふうなことを要望されて、どういうふうなお答えがあったのか、その辺を教えていただけますでしょうか。
○知事
　まずは、これから環境アセスメントが始まっていくわけですけれども、そのときにこうなりましたよという結果を私たちに通知するんではなくて、具体的な内容を検討する際に協議をしてほしいということを申し上げました。それに対して、太田大臣からは、わかりましたと、基本方針をこれから環境省と一緒につくっていくことになりますけれども、その際には佐賀県にも事前にお話をさせていただきますというふうなことがございました。
　あと、私どもとしては、またそれとあわせて、開門調査を求める非常に多くの県民の声があるんだというふうなことのお伝えをしました。
　さらに、そういう開門調査というものをやっていくためには、ある程度、年限がかかるけれども、足元の話として、現実の水産振興対策の充実も随分求められていると。それについてもぜひ充実をお願いしたいと、合計でこの3つの話をしまして、それについては、今、農水省で行っている対策の中でも効果があるものもあるようだから、そういったものをより使っていくようにしていきますというお話がございました。
　具体的には、福岡県側でアサリの覆砂の事業とか、ああいったことでアサリがとれるようになっているとかというお話のことではなかったかと思いますけれども、また、佐賀県の有明海はちょっと違った要素もございますので、いずれにしても、私どもも地元の漁民の方たちの話を聞いていきながら、どういう方策が緊急の対策として効果があるのか、あらためて情報収集をして、また国のほうには言っていきたいと思っています。