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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

質疑応答:定額給付金
○読売新聞
 続けて定額給付金について、よその町では、ある商店街で定額給付金を使おうとしたら上乗せしておまけしますよというような取り組みとか、小さな町レベルではやっているんですが、県としても地元での消費を促すために、ある程度方策とかアイデアとか固まっておられるんでしょうか。
○知事
 現時点ではまだ固まっていないんですけれども、できる限り地元の景気浮揚につながるようにしたいというところは全く変わりませんので、今、いろんな商店街や経済団体にはお声をおかけしています。そして、そういうプレミアつきの商品券のようなことを考えたらどうだと。例えばの例で、今、議論している最中なんですけれども、福袋ってありますよね。あの福袋の定額給付金版みたいなものを何か考えたいという洋服関係のところのお話なんかもあったりして、そういった1万2,000円なら1万2,000円で結構お得なものが買えますみたいなものを考えてみようかとか、そんなふうないろんなアイデアが今出てきていますので、ぜひそれはそれぞれのところで工夫をしてほしいなと思います。
○読売新聞
 まとめて、ばんと発表されたら結構インパクトもあるかと思うんですけど、そういったスケジュールとか見通しとかはいかがでしょうか。
○知事
 その辺のことも考えてみたいと思います。どういうタイミングでどんなふうにしていったらいいのかですね。
○読売新聞
 総務省がきのう何かの会合で、佐賀県さんは県と業者さんが一体となって話が随分進んでいますとかいうのが全国の担当の方に向かって発表があったらしくて、それでちょっと聞いてみました。
○知事
 今言ったような具体的な商店における取り組みみたいな話が向こうにも伝わっていますので、そういったことをイメージしながらご紹介があったんだというふうに思っています。
○毎日新聞
 すみません、給付金の関係なんですけれども、世論的には、さっき知事もおっしゃいましたが、通るのかという話もあります。通るんでしょうけれども、世論的にはかなり評価が悪いところもあるんですけれども、当初のおっしゃっていた考え方から現在に至るまで、知事の考え方としては変わりはないですか。
○知事
 思っていることは、いろいろあります。ただ、今、この段階でどうかといえば、それは積極的に給付金を使って、少しでも景気の下支えを皆さんでお願いしたいし、私もやっていきたいというふうに思っています。その基本は変わりません。
 もともと私自身は、やっぱり去年の夏をピークとする物価高のときに、非常に生活を防衛していかなくちゃいけないんじゃないかというふうなものがあって、しかも、減税でやると3割ぐらいの世帯には減税が効かないわけですよね。減税に代わるものとして、比較的所得の低い階層にもきちんと行き渡るようにするには、地域振興券みたいなことをやらなくてはいけないんではないかというのが問題意識だったわけですね。その後、物価高のほうは、ガソリンをはじめ、やや解消されつつあるんですけれども、ここに来て急に景気が減速してきたということがあるので、私が思っていた生活防衛のためにまず早急にやるべきだというものは、秋にはいっぺん消えたんですね。でも、その後、急に景気が悪くなっていったので、10年前の「地域振興券」と同じような発想で、とにかくみんなで消費をして盛り上げていきましょうということについては、やっぱり意味があるんではないかなというふうに思いました。
 ただ、全国知事会議の場でも私は麻生総理に申し上げんですが、市町村に配るのは配っておいて、市町村がその先、住民の方々に1万2,000円ずつ配ろうが、市町村がそれよりももっとやりたいことがあるというのであれば、市町村にその判断をお任せするというのも手ではないかと。市町村が、いや、自分はどうしても配りたいんだということであれば配ってもらってよし、いや、もっと自分たちはやりたいことがあるんだというのであれば、それは住民の方々の意見や議会の意見を聞いてそうされるもよしという形で判断を任せてもらうと、それが文字どおり地方分権ということになるんではないですかということを申し上げたんですね。総理は、いや、もう配ると決めているからというご返事だったんですけれども、そんなふうにすれば、市町村のほうも、配るも配らないも自分たちで決めるということになりますので、もう少し理解が得られやすかったんではないかなというふうな気はしています。ただ、今ここまで関連法案も予算も出ている時期になりますので、こうなった以上はとにかく今みんなで何とか景気を下支えしていくということで使っていただくのが一番いいのではないかなというふうに思っています。
○毎日新聞
 知事としては、当然もらうということですね。
○知事
 私はもらって、もらって使うどころか、継ぎ足して、とにかく県内の商店街かどこかで県産品を買うというふうに宣言しています。きのう早速、うちの肉を買ってくれと営業に来られた佐賀牛の農家の方もいらっしゃいまして、とにかくそうやってみんなで何とか今の閉塞状態からもう少しブレークスルー(突破)していくために、ちょっとでも何かやれないかなというふうなものが出てくればいいんじゃないかなと思っています。




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