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記者会見
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質疑応答:粒子線がん治療施設
○STS
 非常に厳しい状況の中で、粒子線がん治療施設について伺いますけれども、130億円民間から募るということですが、非常に厳しいと去年もおっしゃっていました。今年3月までに特別目的会社をおつくりになるということなんですけれども、つくるにしてもそのつくるための資金が必要だと思うんです。現在のところ、企業からの資金集めというのはもう既にスタートしていて、どの程度集まっているのかどうかということと、特別目的会社をつくるということに関しては、とりあえず県が出資をしてお金を出してつくるんだと、その辺のところはどうなんでしょうか。
○知事
 まず、特別目的会社には県は出資をいたす予定はございません。県はその特別目的会社に対する出資ではなくて、もちろんこれは議会の議決が必要になっていきますけれども、その補助という形でやっていくということをイメージしております。これはもちろん、あと関係者との話によって、どうしても資本参加をしてほしいという話があれば別でありますけど、現時点では、あくまでも特別目的会社は民間でつくっていただきたいというふうに思っております。
 そして、この特別目的会社を設立すること、また事業を進めていく上での寄附の集まり具合の状況でありますけれども、この130億円はすべて寄附ということではなく、寄附の部分もあれば融資の部分もあります。融資の部分についても、いろんな政府系の金融機関などを活用していくことによって、民間の金融機関からお借りするよりも非常に有利な条件で借りることができるようなものもいろいろ研究を今しております。ですので、私自身は130億円という資金の確保そのものについては、これはできるだろうというふうに思っております。ただ、でき得れば、その返済の必要のない寄附という形でたくさん集めたほうが、経営にとっては有利になるわけでありますから、そこの内容をどう充実したものにするかということが、今求められているというふうに考えております。
 現時点で寄附の申出書が出てきているところということはございませんけれども、これまでもご相談をしてきた幾つかの企業においては、ある程度の前向きなお答えもいただいておりますし、この130億円という金額の資金確保については、寄附、出資、融資、こうしたものを合わせていけば確保できると考えております。
 こういう大変厳しい時代ではありますけれども、命にかかわること、さらに言えば、企業経営に携わる方にとって、自分自身が治療のために随分長い期間入院しなければいけないようなことをできるだけ避けたいということについては、非常に理解が得られております。反応は非常に手ごたえがあるというふうに思っておりまして、この130億円の確保は何とかできると思っております。
○日経新聞
 今のに関連してちょっとお伺いしたいんですけれども、佐賀県から、これは議会の議決が必要なんでしょうけれども、一応補助という形で20億円ということなんですが、去年のシンポジウムなんか聞いていると、何で佐賀県は20億円しか出さないんだという声も結構聞かれています。その辺、例えば、群馬大学の例から20億円と決められたかどうかということもあると思いますけど、その辺がちょっと増えるという可能性とかはどうなんでしょうかね。
○知事
 まず、群馬大学の例なんかを見ながら、私ども20億円という額を出してきました。それ以上に出すというのは、もちろん、もっと出してくれという方もいらっしゃるんでしょうけれども、基本的にはこれぐらいの金額を出していけば、あとは民間できちんと回っていくはずだということを私どもだけではなくて、一緒にいろんな経営的な手法を研究している民間の人たちも一緒になって考えておりますので、私どもはこの20億円というのを一つのメルクマール(指標)といいますか、柱にしておりまして、それよりも増やすということは現時点では考えておりません。

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