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記者会見
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質疑応答:緊急プログラムVer.2.1(その2)
○NHK
 基金の残高については、平成22年度末に150億円という、ある程度の目標を設定されていたと思うんですけど、今回の見直しで107億円ということで、この150億円というのは今後やっぱり後々に目標として設定しておくべき数なのかというか、何というか、今景気の悪化がいつまで続くかわからないので、今後の見通しというのは難しいとは思うんですけれども、緊プロの今後の見通しというのはどのようになっているのかなと思いまして。
○知事
 つまり、おっしゃっていることはよくわかります。その議論も随分しました。我々がもともとの目標としていた153億円というものは、考え方としては残しておくべきじゃないのかと。今はたまたまこういうふうに非常に経済危機でいて、それが達成できないにせよ、短期間で回復をするということもあり得るわけだから、あくまでも153億円というものは捨てるべきではない、そういう議論も随分しました。私はそこのところはやや現実的に判断をして、それはそうかもしれないけれども、この1年間でこれだけ落ち込んだものが急激に上がってきて、平成22年度末の153億円というものを達成する状況には恐らくならないだろうと。ならない中で、目標を変えないというふうに言うことは、むしろ言葉を信用していただけないのではないだろうかということで、先ほどから、100億円程度ということを申し上げておりますけれども、その次の年度の予算が組めるぐらいには基金をちゃんと積んでおこうというふうに現実的に目標を変えようではないかということを決めました。ですので、現時点においては、153億円という数字はなくなっていることになりますが、あくまでも今回、Ver.3.0とせずに2.1というふうに変えていったのは、基本的な考え方そのものは変えていませんよということのあらわれなんですね。また、来年度の予算編成のときに、あるいは年度の途中であってもこうしたものの見直しということはあり得ると思っていますし、そのときにはできるだけ基金残高を積むことができるようにするというふうなことも、経済や雇用の状況によってはあり得ると思っています。
○NHK
 この先に、あと何年後かに基金残高を幾らという目標は、今の時点ではなかなか立ちにくいということですか。
○知事
 そうですね。とにかく今かなり急激に坂を下っている状況なので、何とか今それを食い止めることをさせていただきたいと。そうした上で、また基金の目標についてはあらためて考えたいというふうに思います。
○朝日新聞
 今の話の基金残高と収支不足の関係なんですけれども、普通に県民の方が見たら、これは何年後かには立ち行かなくなるんじゃないかという、そういう心配があると思うんですね。もしあるんだったら、平成23年度の予測の収支不足と基金残高の数字をお願いします。あと、そういう心配に対してはどういうふうに答えるのか、説得するのかというのをお願いしてもいいでしょうか。
○知事
 平成22年度末の数字そのものは、今これまでの153億円という数字をもってしても、その後数年後には予算編成ができなくなるという数字だったんですね。ですので、これを財政健全化の目標というふうには、私どもは位置づけておりませんでした。あくまでも平成22年度末の中途の目標としてこれぐらいは欲しいよねという目標だったんですね。ですから、平成22年度末の基金残高目標をもって財政の健全化の達成というふうには思っておりません。また、その時点で新たな見直しが必要になっていくだろうというふうに思っています。
 私どもは今回、平成22年度末を、もちろん一つの区切りにしておりますけれども、それは一つの区切りであって、その時点で大体どれぐらいになるのかということを目安を持っておきたいということであって、例えば、マラソンで言うならば、22年度末が42.195キロのゴールではないと。ただし、30キロ地点においては何分何秒ぐらいで走っておきたいよねというふうな目標を定めているというふうにご理解いただければと思います。
○朝日新聞
 すみません、今の質問で、どう県民の心配にこたえていくかということについてはどうお考えですか。
○知事
 必要な財政健全化のための見直しは、絶えずしていきたいということでございます。

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