○毎日新聞
　粒子線がん施設の関係なんですけれども、そろそろ出資の話、もうすぐだと思うんですが、現状、もしくはもう決まっているようなところがあったら教えていただければと思うんですが。
○知事
　きょう時点までの状況を伺っているわけではないんですが、私が知り得る限りでは現時点で、きちんとした形で組織決定をして出していただくということを決めていただいたところはまだないというふうに認識をしています。
　何もなかなか御理解が得られないということではなくて、その前提となる経営計画や医療計画を固めるのにちょっと時間がかかっているもんですから、その計画をきちんとまとめた上で、関係する会社や、広く九州経済界にも呼びかけをしていこうということになっているので、その部分の計画そのものの策定の遅れが資金集めの遅れにつながっているんではなかろうかというふうに思っております。まだ予定の計画から見ても、一月あるかないかぐらいの遅れですので、そこは十分に取り返せるだろうというふうに思っております。
○毎日新聞
　予定よりも経営計画とか医療計画の策定は遅れているわけですか。
○知事
　本当は12月とは言わないけれども、1月末ぐらいまでにはきちんとしたものを固めたいということで担当部局から説明を聞いておりました。ただ、実際詰め始めると、スタッフを何人、どういうふうにしていくのかとか、あと治療計画であるとか、事業費の詰めとか、そういったもので、実際に今専門家がいろいろ入って議論をしていく中では、これまでにまだ予測できていなかったいろんな問題というか、課題が出てきているというふうに聞いております。ただ、それがあるからできなくなるとか、そんなものではなくて、今のうちにきちんとクリアしておくべきものだろうということでございますので、そんなに長くは遅れないと思いますけれども、それが固まってからいろんなところにお声をおかけするようになるんだろうと思っております。
○毎日新聞
　となると、今月末、下旬ぐらいかという話だったと思うんですが、それよりも先延ばしになる可能性は高いということですか。出資の話なんですけど。
○知事
　基本的には、フェーズ(段階)1というものの中では、まずSPC(特定目的会社)を立ち上げるということがこのフェーズの中の目標にしていまして、それを3月から4月にかけて立ち上げたいというふうに思っております。その3月から4月にかけてSPCを立ち上げるというスケジュールは変える必要がないというふうに担当部局から伺っておりますので、その大きな枠の中では、そんなに大きな変更になるとは思っておりません。