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記者会見
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質疑応答:九州電力の早稲田大学系属校への寄付
○毎日新聞
 先日、九州電力が唐津に設置予定の早稲田の系属校への寄付を発表しましたけれども、それについての感想と、あとそこに至った県からの要望なりの経緯についてお聞かせください。
○知事
 大変ありがたいと思っています。九州電力がこの早稲田の系属校に対して資金を出していただくことをお決めいただいたということによって、平成22年4月の開校が大体見えてきたという格好になっていると思います。ぜひいい学校にして、佐賀県の教育に大きな彩りを添えていただきたいというふうに思っています。
 この早稲田の系属校をつくるに当たっては、かなり多額の資金が必要になるということで、もともとそれをどうやって調達するかということが大きなポイントになっておりました。佐賀県内の企業だけでは、とてもファイナンス(資金調達)できる額ではないということで、九州の経済界のほうにも応分の負担をお願いしようということで、この早稲田の話が出てきて以来、九州電力をはじめ、幾つかの企業はほかにもあったんですけれども、お願いをしていたところでございましたが、最も資金力もあり、存在感もある九州電力が先頭を切る形で出捐を決めていただいたということで、また、このほかの企業にも、ぜひ経済状況が厳しい折ですけど、弾みになればと思っているところでございます。
○毎日新聞
 九電は粒子線がんに対しても出資を決めていますけれども、そういった九電からの寄附なりを県が受けると。県なり、県の関連ですね。一方で、県はプルサーマルも含めて原発の安全性について監視する立場でもあると。九電からの寄附なりを受けることによって、その機能が損なわれないかとか、そういった心配する声については、どういうふうに。
○知事
 それは、むしろ逆だと思っています。九州電力がしっかりやっていただかないと、そもそもこのままずっと立地をしていくことがむしろ難しくなるんではないだろうかというふうに思っています。九州電力に対しては、私どもは従前にも増してかなり厳しいチェックや監視の体制をしいているつもりでありますし、とにかく安全に操業がされるということが何よりの大前提だということでございます。無論、我が県は九州電力の管内で最も現在では多く電力を出している県でございます。電力会社というのは、電気を作ってくれるところなしには送電、配電ができない事業体でありますので、そこの電力をたくさん供給してくれている、そして、地元に一定の理解を得ながらそういった操業ができているということについては、それは企業体として、地元貢献や地元振興に役に立つことをしていただくということは、私はそれは企業の社会的な貢献という意味ではあるのではないかというふうに思っておりますが、そのゆえに、何か監視の目が鈍るというふうなことは断じてあってはならないですし、そういったことにはなっていないというふうに強く思っております。

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