○STS
　ちょっとこれは結論が出た話だったら質問を取り下げますけれども、女性の副知事の問題ですけれども、ちょうど去年の2月議会でしたか、向こう1年間は現体制でやっていくと。1年後にまた結論を出したいとおっしゃっていましたけれども、1年近くなりまして、しかも、任期が間もなく半分という時期に来るんですけれども、そろそろ最終決断というのも必要じゃないかと思うんですけれども、そのあたりはどう思われていますか。
○知事
　わかりました。
　現時点で最終決定するには至っておりません。前の会見の際にも申し上げましたように、現在、こういう経済状況が大きく変化していく中で、緊プロも変えていきましたし、その見直しと合わせて、総合計画2007の見直しもあわせてやっていかなければならないと思っています。そういう中で、これから延ばしていくものもあれば、見直しが必要なものもあるのではないかというふうに思っております。それはあらゆるものについて、もう一度チェックをしていこうということで考えております。
　女性副知事の問題については、私自身としては、現在の1人副知事の体制というものでは非常に足りないのではないかと思っておりまして、気持ちとしては女性が一番でありますけれども、女性であれ、男性であれ、本当は副知事をもう1人というところの気持ちはございますけれども、現在のような状況の中で、果たしてそういったことが妥当なのかどうかということについて、今、最終の議論を行っているところでございます。
　総合計画2007の見直しの中で、このことについても、あるいは新たな決定をしていくということになるかもしれません。
○読売新聞
　今の質問に関連してなんですけれども、今の知事のご発言というのは、女性の副知事を登用しないという可能性も含めたご発言になるんでしょうか。
○知事
　はい、そうです。場合によっては、私自身の気持ちは変わりませんけれども、さまざまな環境を考えたときには女性副知事を登用しないということもあり得るということでございます。
○STS
　そうなりますと、２期目の選挙に当たってマニフェストですか、女性副知事を掲げていらっしゃったと思うんですけれども、公約の違反にはならないんでしょうか。
○知事
　ですから、悩んでいるというところでございまして、まさにマニフェストで掲げたものについて、例えば、やろうと思っていたものが8割達成したとか、120%達成したというものは、比較的何%というのがあり得るわけでありますけれども、これはいわばゼロか1かという話になってまいります。私としては、こうやってマニフェストの中でお約束をしたことでもあり、やっていきたいという気持ちがありながらも、今のこの状況のもとで、新たに副知事を1人登用するということについて、果たして、一方で県民の理解が得られるのかと、議会の理解が得られるのかというふうなところについても考えているということでございます。
○読売新聞
　関連してなんですけれども、知事が昨年の2月議会で女性副知事の登用を一時凍結されるとおっしゃったときの背景としては財政難というのが一番の理由だったかと思うんですけれども、今回、今のご発言の一番の理由というのはどういうところになってくるんでしょうか。
○知事
　これはまだ決めているわけではないので、決定したときにまたどうなるにしろ、それに至った理由をまたご説明申し上げたいと思います。