それでは、始めます。
　まず最初に、今年、平成22年産の「さがびより」の発売日が決まりました。
　「さがびより」は、去年新発売した佐賀県の新しいお米の品種ですけれども、統一した販売日を作ってやっていきます。いわばボジョレー・ヌーヴォーみたいに、とにかくみんなで一斉に売っていこうということで設定をしています。去年は11月1日でしたけれども、今年はそれを10月30日(土)に全国一斉発売することに決めました。
　発売記念イベントを10月30日(土)の午前10時からゆめタウン佐賀、そして、Aコープララベルの鹿島店、ここで行います。試食販売やリーフレット等の配布が行われます。
　また、発売記念プレゼントキャンペーンを実施をいたします。福岡でご活躍の山際千津枝先生がこの「さがびより」を非常に気に入っていただいて、個人的にもお勧めをいただいていますけれども、この先生に協力をいただいてプレゼントキャンペーンを行います。10月30日、その売り出し日から12月31日までの間、簡単なクイズをお出しして、それで応募をしていただくということで、お米にまつわるもの、山際先生にまつわるものを商品にして差し上げたいということで、「さがびより」についての関心を高めようということを考えています。
　なお、今年の「さがびより」の品質についてでございますが、非常に高温の日が続いたために、なかなかほかの品種においては思ったような品質のものができ上がっていないということもございましたが、「さがびより」については、今稲刈りが始まったばっかりの段階ではありますけれども、既に今年できた「さがびより」を使っていただいている方から非常に高い評価をいただいています。
　これは武雄温泉にあります扇屋という、武雄温泉を代表するような割烹旅館の山下社長のお言葉でございますけれども、許可を得てご紹介申し上げますが、『今年の「さがびより」は、昨年のものより、やや粒が小さいが、その分、味が凝集されているようで、うまみ・粘り・香りなど総合的に見ても、とてもおいしい。』、こういう評価をいただいているところでございます。ほかの品種が例年にない高温ということで、大変に厳しい状況にある中、この高温に耐え得る品種をということで開発された「さがびより」が、こうした形で一定の高い評価を得ていることを大変うれしく思っているところでございます。まだまだ稲刈りが始まったばかりで、最終的な、総合的な判断をするには至っておりませんけれども、こうしたご判断をいただいていることを大変うれしく思っているところでございます。
　今年の生産状況は、改めてになりますが、4,400ヘクタールの作付で、1万7,000トンの販売を計画しています。主に家庭用としては3,000トンから5,000トン、そして、外食・中食用途としては1万2,000トンないし1万4,000トンということを予定しておりまして、去年と違いますのは、去年は基本的に佐賀県内だけの販売をしておりましたけれども、今年はいよいよ県外に売って出ようということで、福岡・長崎を初めとして県外にも売りに出すことになります。
　作柄は先ほどお話ししたとおりでございまして、まだ最終的に今年の「さがびより」のできそのものをトータルで評価するには至っておりませんが、このように非常に高い評価も得ているということでございますし、また、このJAが取り扱いをしている、こういう透明の袋のことをヌードというんですけど、こういう統一の米の袋に入ったものについては、JAのほうで出荷基準をつくって、一定のおいしさ以上のものだけをこの袋に詰めて販売をすることにしています。いわばおいしさの保証つきというふうに言ってもよろしいかと思います。こうしたことでございますので、どうか安心して召し上がっていただければと思っているところでございます。
　ということで、改めてでございますけれども、うまさ、晴れやか。佐賀日和に新登場。平成22年は10月30日に発売になります。