TCY ̑傫b ̑傫b ̑傫b
アイコン 記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

質疑応答:がん予防
○佐賀新聞
 がん対策の面で、先日、ATLの原因ウイルスの妊婦の抗体検査、12月から無料化ということになりましたけれども、県として、治療の面では重粒子線の建設とかで力を入れられている部分があると思うんですが、予防の面で、より力を入れていくというところがあれば。
○知事
 まずワクチンの無料化が、今回の補正予算の中で検討されていること自体は歓迎をしたいと思います。ただ、この補正予算がどういう形で成立するのかしないのかもわかりませんし、もう1つは、ワクチン接種は1回やればいいというものではないもんですから、本当はその補正予算とか経済対策の中でやるものではなくて、年度を通した予算の中で、堂々とした制度としてつくっていただいたほうが安心できたという部分はございますが、いずれにしてもこうしたものが本格的に始まる可能性が出てきたということは、非常にうれしく思っています。
 一方で、ただ、この間の首長さんたちの集まりの首長行政会議でも出ていたように、ワクチンを打ちさえすればならないというわけではないということも事実でございまして、これは、逆にワクチンを打ちさえすれば大丈夫なんだという誤ったメッセージにならないように、あくまでも予防をする、検診をする、その一環としてのワクチン接種があるんだということを、医師会や学校とも協力をして、県民の皆さんにこの無料接種が始まるときにアピールをしていかなくてはいけないと思っています。
 佐賀県としては、これから力を入れて取り組んでいきたいと思うのは検診の充実でございます。これは、市や町が主体となってがん検診について実施をしてきていただいております。市や町によっては無料化されているところもありますし、便利なように複数のがんの検診を一遍にできるようにされているところもございますが、こうした中で、比較的検診を受けておられる率の高い市や町にもお知恵をいただきながら、佐賀県の県民の人が、がんの検診を受ける率が非常に高くなっていくような、そういった誘導策が何かないだろうかということについて、今、担当課でも検討をしていただいていますし、私もこれから力を入れていきたいと思っております。
 まずは検診をする、そして予防をする、その中にワクチン接種も含まれるとなったときにも、その検診をすることによって早期に発見をして早く治す。重いものについては、重粒子線ができればそれで打って治す、こういうふうな、予防から診療に至るまでのいろんなメニューを佐賀県の中でそろえられるようにしたいと思っています。

「記者会見」トップに戻る 同日記事トップに戻る トップページに戻る

Copyright 2006-2024 Saga Prefecture. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断掲載することを禁じます。