○NHK
　すみません、別件なんですけれども、最近になってまた猛暑の影響で、有明海のカキだったりとか、あと農作物も野菜の高騰、それから、米についても影響が出ていることに対する認識と、あと補償だったりとか何か県の考えはあるのでしょうか。
○知事
　まず、大浦のカキについては、有明海のセンターのほうから数週間ぐらい前に、ちょっと非常に厳しいという話が来ておりまして、そして、このカキの様子については今後の海水温の変化も見ながら対応していかなくてはいけないということでございましたので、そこはしっかりとにかく監督といいますか、観測を続けていくように指示をしたところでございました。
　去年が豊作だっただけに、逆に去年はまたとれ過ぎてなかなか値段がつかずに困ったということがあり、その翌年にはこうして非常にとれない年が出てくるという、やっぱりこの有明海の抱える問題の一つが今年もまたあらわれたということなのかなという印象を持っております。
　現時点で具体的に何らかの新しい対策をということは考えておりませんが、1つはこの被害の様子、また販売の状況を注意深く見ていかなければいけないと思いますし、漁業についてさまざまな支援の制度がございますので、まずはそういった制度を活用していただくように、制度の紹介に努めていきたいと考えております。
　このほか、野菜についても非常に高騰していて、これは消費者の立場からすると、大変非常に厳しい状況になってきていると。生産者から見たら、若干のプラスはあるのかもしれませんけど、量がとれておりませんので、掛け算をしたときに果たして本当に所得の増になっているのかどうかは疑わしい部分もあるということで、やはり四季のめぐりがきちんと暦どおりになるということがいかに大切なことかということを改めて感じている次第でございます。
　野菜については、特に現時点で何かをしなければいけない状況にあるとは考えておりませんが、生産者もさることながら、むしろ物価の状況などについて、くらしの安全安心課など、そういう消費者の暮らしを守る立場から、よくしっかり野菜の値段の推移などについて見ていただくようにこちらのほうから指示をしているところでございます。
　すみません、「みずほ」について何回行ったかという話がございましたが、確認できているのが、現時点で行政が絡んだやつだけでいくと2回で、8月25日に交通政策部長が、10月12日に副知事をトップとして、地元の自治体も含むところが行っております。このほか、民間での動きがあるかと思いますけれども、それについては、ちょっと今手元にはございませんので、ご了解お願いします。