○朝日新聞
　統一地方選に向けて、地域政党といいますか、これまでもあったんですけれども、中には首長を応援するような身内の県議ですとか、そういう動きが出てきていると思うんですが、そのあたりについて古川知事御自身どう思うのかということと、来春、知事選と県議選が一緒にあるんですが、知事御自身はそういうこと、今何かお考えになっているようなことかあるのかどうか。
○知事
　イメージからいうと、大阪維新の会とかそういうことだと思うんですけれども、自分でやりたいことが極めて明確にあって、そのことと議会意思が違う場合に、自分で多数派を形成したいというふうに首長が思われるというのは、それはそれでひとつの判断だろうというふうに思うんですが、ただ、どうなんでしょうか。議会は議会としての、やっぱり別の意思があって、それを自分と同じ意思にするために、選出母体を同じにするというのは、なんか私は少なくともとらないと思います。それは、議会といろんな話をるするとか修正をするとか、ある意味、例えばあきらめるとか、そういったことをしていくということが、私は求められているんではないかなと思っていまして、佐賀県に、ああいう府市合わせの問題とか、そういったことがないということもあるのかもしれませんけれども、なんか議会意思が自分と違うから、議会の構成そのものを変えてしまわなくちゃいけないというふうには、私は思っていないし、やっぱり議会は、いいときは「いい」と言っていただき、そうじゃないときには「違うぞ」と言っていただくというのが、私は健全な民主主義ではないかと思います。