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質疑応答:諫干問題
○毎日新聞
 私のほうからも1点お願いします。
 諫干です。前後して、この間、鹿野大臣にも会われたと思います。いろいろ話も伝え聞いておりますが、改めて手ごたえというところと、あと今後、裁判、福岡高裁、長崎地裁、だんだん佳境を迎えておりますけれども、これとの絡みで今後の戦略というか、どういう形で進めていきたいと思われているかということを教えてください。
○知事
 まず、大臣がこの間、何人もかわられていて、そのたびごとに地元の方々と一緒に大臣に対して早期の開門調査の実現、有明海の再生、こうしたものについて訴えてまいりました。
 ただ、ちょっと残念だったのは、これまでお目にかかった大臣は──大臣はと言うと変なんですけれども、いつも佐賀県は長崎県よりも遅く会っていたんですよね、タイミングで。ですから、私は、前回は山田大臣でしたので、ある程度仕方ない部分もあったんですが、今回は何とか鹿野大臣が就任されたら直ちに、先にお目にかかりたいという気持ちを強く持っておりました。また、10月に入りますと、国会の審議が本格化して、なかなか時間がとれないということもありましたので、とにかくできるだけ早く会いたいという
希望を持っておりましたが、それが9月中に実現をできたということは大変よかったと思います。
 この時期に、まず私どもに会っていただいたということ自体が、それは鹿野大臣の気持ちをあらわしていただいているんではないかなと思っています。鹿野大臣は、お言葉そのものは、一つ一つ慎重にかみしめるように言葉を発しておられましたけれども、私どもの話を本当に真剣に聞いていただきました。
 一緒に行っておりました有明海漁協の川崎組合長も、今度の大臣には、これまで以上にきちんと真剣に物を聞いていただいたということを大変喜んでおられまして、私も同じような印象を受けたところでございます。
 これからのやり方というか、方策ですけれども、大臣は就任の会見のときに、判断はアセス後になるということが1つと、あと現場に行く予定は当分ないというこの2つをおっしゃっておられました。そのうち、現場を訪れるのは当分ないということについては、確かにそのときは予定なかったんだと思うんですけど、私はまず、やはり何人もの大臣がそうされたように、まずは私どもの現場に来ていただきたいと思っております。これをなるべく早く実現すること、そして、実際に有明海の様子を見ていただくことが私どもに
対する理解が深まることにつながると思っておりまして、次には、この現場訪問をぜひ早期に実現したいということをいろんな角度からやっていきたいと思っています。
 それと、裁判についてでございますが、これは何度か申し上げていると思いますけれども、裁判については、いろんなところでいろんな裁判が行われております。その裁判所がいろんな段階で、いろんな判断をする可能性がありますので、もう私どもは裁判で、例えば、長崎地裁がどう判断するのか、福岡高裁がどう判断するのかということに関係なく、私どもはあくまでも有明海の再生に向けてあらゆる取り組みをやっていただきたい。そのうちの一つとして、中長期開門調査も例外とせずに、排除せずにきちんとやっていただきたいということをずっと訴えていきたいと思っておりまして、これは裁判の流れや動きとは全く別のものと考えているところでございます。
 以上でございます。

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