○NHK
　中国訪中に関連してなんですが、今回も日程変更があったり、国としても日中関係の悪化というのを懸念されている中で、実際に中国に行ってみての知事の印象をお聞かせいただけますか。
○知事
　率直に申し上げて、外交と経済は別だということを感じました。上海に滞在していて、何か危険なことだとか、嫌な思いをするということは私自身ございませんでしたし、何かあってはいけないということで、特に子供たちがたくさん行っていたキッズミュージカルの一行には職員をつけて、何か問題がないようにしておこうということでやっていっておりましたけれども、全くどの団体においても、そういう問題がありませんでしたし、ましてや万博会場の中は本当に友好的な雰囲気でございました。国と国とは時々、隣国だけにいろんな緊張関係が走ることはあると思いますけれども、そういうときだからこそ、逆に我々民間の立場の人間というものが、しっかりといろんな形でやりとりをしていくということが意味があるなということを改めて感じた次第でございました。
　もともと予定していた貴州省と慈渓市に行けなかったのは残念ですけれども、貴州省からも、本当に残念だという気持ちのこもったお手紙をいただいています。中止ではなく、あくまでも延期ということでございますので、貴州省や慈渓市にはまた機会を見つけて訪問してみたいと思っています。