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発表項目:韓国の全羅南道(チョルラナムド)が友好交流協定を締結します

 まず最初に、佐賀県と韓国の全羅南道(チョルラナムド)が友好交流協定を締結します。
 この友好交流協定の調印式を、11月25日木曜日の午後5時からニューオータニで行います。そして、私と全羅南道(チョルラナムド)の朴晙瑩(パク・ジュンヨン)知事が友好交流協定書に調印をされまして、その後に、記念レセプションが行われます。
 位置図をお示ししますと、佐賀県がここですけれども、全羅南道(チョルラナムド)は朝鮮半島の西側の南西部という形になります。昔のあれでいうと、百済(ペクチェ)だったところの一部の地域だということでございます。この白い部分になっているのは、光という字に州と書く光州(クアンジュ)という市が直轄地域になっておりまして、地域的には全羅南道(チョルラナムド)なんですけれども、行政的にはこの道の管轄から抜けておりますので、白くしております。こちらとこちらが友好交流協定を結ぶということになります。
 その全羅南道(チョルラナムド)ですが、面積は1万2,000平米強。そして、人口が193万人ということですから、面積、人口ともに我が県よりも大きなところになります。務安(ムアン)というところに新しく道庁が移転しております。この光州市が直轄市になったことで、それまでこの光州(クアンジュ)市の中にあった道庁が外へ移ることになりまして、この務安(ムアン)郡というところに移りました。そこに国際空港があり、また、新木浦(モッポ)という町には新しい港があります。ここは農業が非常に盛んな地域でございまして、韓国の中でも、韓国の農産物の25%はこの全羅南道(チョルラナムド)で生産されているという話があるほどでございまして、食の都と呼ばれているところでございます。
 また、先日はF1のレースが行われましたり、また2012年には麗水(ヨス)市、この辺でございますけれども、ここに麗水(ヨス)郡てありますけど、この辺でございますけれども、ここで、世界の万博が開かれます。その翌年には、順天(スンチョン)湾というところで、順天(スンチョン)湾がこの辺になりますけれども、ここで庭園の国際博覧会が開かれるといった、こうしたイベントもこれからメジロ押しになっている地域でございます。また、映画にもなりましたけれども、パンソリというのが韓国を代表する芸術として、伝統的な芸能として受け継がれておりますけれども、そこの本拠地でもございます。
 もともと佐賀県と全羅南道(チョルラナムド)は、平成4年の日韓海峡沿岸県市道知事会議にそれぞれ参加したというところから交流が始まりまして、特別の交流はその後の平成8年、1996年に職員の相互派遣交流を実施するというところから始まってきております。その後、お互いにそれぞれ行き来をして今日に至っておりまして、今なお県職員の派遣や道職員の受け入れは続いているところでございます。
 また、佐賀県内の市や町の状況を見ましても、唐津市は、麗水(ヨス)市と昭和57年に姉妹都市の締結を結んでおりまして、職員、市民レベルで交流をするほか、2012年に開かれる麗水(ヨス)の国際博覧会の開催の支援をするということで、麗水(ヨス)市にあります万博の事務局に唐津市から職員が派遣されておりますし、また、外国人観光客のための料理開発や試食会、試演会と書いてありますけど試食会のことだと思いますが、市内のホテルシェフを派遣したりしております。
 また、鹿島市は、高興(コフン)郡というところと友好結縁都市という形で交流をしておりまして、これはお互いに干潟があるということで、市民レベルでの交流訪問団を実行しておるところでございます。
 このように県内の市や町においても全羅南道(チョルラナムド)道内の地域とも縁があるということで、今回、改めて佐賀県と全羅南道(チョルラナムド)ということで、これからも交流を積み重ねていこうということで締結をするものでございます。
 こうした協定を結ぶことには幾つもの意味があると考えておりますが、この佐賀県と全羅南道(チョルラナムド)との協定を結んでいくことによって、佐賀県にとって一番身近な海外の自治体という位置づけをすることにより、何か韓国のことを調べる、何か韓国のことについて知りたいから行ってみたい、そういった行政だけではなく、市民レベルであれ産業レベルであれ、そういった人たちが何か韓国について考えるときに全羅南道(チョルラナムド)のことを頭に置いていただければと思っておりますし、また、子どもたちの交流などもこの地域とやっていければと思っております。
 また、職員同士の交流はこれまでもやっておりますし、これからもやっていきたいと思っております。こうしたことをすることによって、佐賀県の企業、社会、学校、そして行政、そういったさまざまなところが全羅南道(チョルラナムド)といういわば窓口を通じて韓国を理解し、韓国の国民性を理解し、それによって例えば海外進出を図っていくとか、韓国の人を受け入れるとか、そういったことにつながっていけばと考えているところでございます。
 今回結ぶ予定の協定の内容は、大きく分けて2つでございまして、人的な交流を推進していきましょうということと、それに限らない多様な分野の交流をやっていきましょうと、大きく2本立てになっているところでございます。
 今回の友好交流協定の締結を期に、交流の輪を広げていき、それがさまざまな形で実際のビジネスであるとか、教育であるとか、そういったものにも結びついていければと考えているところでございます。
 以上が1点目です。

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