○朝日新聞
　プルサーマル発電について伺いたいんですか、ヨウ素濃度が上がって、定検を前倒しして燃料を取り出してという作業をしていると思うんですけれども、技術的にはなかなか原因の特定が難しいという話も聞きます。一方で、やはり初めてのプルサーマル発電ですので、どういう穴があいて、どういう原因でというようなところの原因究明を求める声も上がっていますが、仮にその燃料集合体がMOX燃料を使っているものだと特定された場合、どの辺までの原因究明をすべきだというふうに知事自身はお考えなのか、ちょっとお聞かせください。
○知事
　どれくらいのところまでやるべきかということについて、私が今この部分までだということにちょっと明確にお答えすることはできないと思っているんですけれども、基本的には、今回起きた事象については、九州電力からは、我々は安全性そのものに影響するものではないけれども、念のためということで定検の前倒しをすることにしましたということで説明を受けておりますし、基本的にはそういうことであろうと思っております。
　初めてスタートしたことでもありますし、まずは情報開示、連絡というものが速やかに行われて、それをもとにして、対応もスピーディーに行っていただいているという部分については、電力事業者としての対応としては迅速にやっていただいていると思っております。
　まずは、その分析をできる限りやっていただいた上で、直接の監督機関は国になりますので、国にも話をされることになると思いますし、無論、私どもに話も来ることになると思います。その段階で、どの程度私どもとして得心のいく内容説明になっているのかということが1つの判断要素だろうと思っておりますので、現時点でここまでわかればということについてはちょっと申し上げられませんけれども、まずはできる限り急いで、そして、できる限り丁寧な説明をお願いしたいということを九州電力には求めておきたいと思っております。