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古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

発表項目:さがの元気な森林(もり)づくりを行う団体、企業を募集します

 それでは、定例の会見を始めます。
 まず最初に、さがの元気な森林(もり)づくりの活動を行う団体や企業を募集します。
 県民参加の森林(もり)づくりと、元気な企業の森林(もり)づくりの2つございます。
 まず、県民参加の森林(もり)づくりの概要ですが、荒廃した森林の再生につながる活動の応援をします。NPO法人、ボランティア団体、自治会などなど、法人格があるとかないとか構いません。どんな団体でも結構です。
 そして、助成の内容は、森林(もり)づくり活動に必要な経費で、苗木とか、機械を借りたり、燃料代とか、そうしたことで、1団体当たり年間200万円以内を助成の対象としています。助成団体数は10団体前後です。
 5月10日から6月11日までの約一月間にわたって募集をしていきます。
 そして、事業審査委員会という第三者の委員会で内容を審査して、どういう事業を採用するのかを決めていきます。そして、直接ご本人に通知することとあわせて、県のホームページでも公表します。
 これまでの例です。鳥栖市の九千部クラブ、こういう形の人たちが実際に森の中、山の中に生えている、侵入竹林と言いますけれども、この竹を切っていただいたり、これは伐採した竹を整理していただいたり、こういったことをやってもらったりしています。
 また、白石町のグリーンヘルパーの会の皆さんたちが、やはり同じように侵入竹林の伐採や、あと子供たちにこういう森の大切さの話をしていただいたり、あと広葉樹を植樹したり、こういった活動をしていただいています。
 次が、企業の森林(もり)づくりの分野です。
 森林保全に貢献したいという企業と、森林を管理してほしい、森を管理してほしいという市や町が、森林(もり)づくり協定という協定を結びます。そこに、県がいわばコーディネートをしていくということで、企業としては、手入れ不足の森林が増えているという中、企業情報が不足しているという一方で、済みません、これは市や町では手入れ不足が増えている、そしてまた、こうしたことに参加をしたいという企業が、どういう企業があるのかの情報が足りない。一方で、企業からしてみたら活動の場所がわからない、道具がない、何をやったらいいのかわからない、こうしたことについて県がコーディネートをするというものでございます。
 募集期間は来年の3月までで、活動方法としては森林(もり)づくり資金の提供や活動の実施、こうした活動をしていただきます。活動期間は5年程度ということで、問い合わせ先はNPO法人の佐賀県CSO推進機構という組織で受け付けというか、問い合わせの担当をしています。とにかく企業として、佐賀県のさがの森林(もり)づくりにお手伝いをしたいとお考えのところ、例えば、資金を提供してもいいよとか、自分たちが実際に活動をやってもいいよと、そうお考えの企業に対して、こちらから呼びかけをするものであります。
 協力をしていただける企業には、こういう特典がございます。1つは、そこの森林のところに看板を設置するということができるというものであります。これは、リコーさんですけれども、「どんぐりこ〜の森」という名前で、こういう形で看板を設置しています。また、その企業に対してCO2の吸収証書の発行をさせていただいていますし、作業道具をお貸ししたり、植樹の指導をしたり行っていますし、こうしたことでこの企業からお手伝いいただいているということを、県の広報紙やホームページで県民の皆様にお知らせをするようにしています。
 具体的な例ですが、株式会社ミゾタには、「ミゾタの森林」という森林が佐賀市の三瀬村にあります。植樹、下刈り、さまざまな場面にわたって活動をしていただいています。これは雪の中でございますけれども、こうしたことを行っていただいています。
 次は、富士通佐賀支店でございます。これは吉野ヶ里の「千本桜の森」というのを会社として育てていただいております。
 このほかにも、たくさんの企業や団体がございまして、こうした県民の力で佐賀県の森林(もり)をより豊かなものにしていこうという取り組みが進んでいます。
 県民協働による森林(もり)づくりのコンセプトとしては、地球温暖化防止を初めとする地球環境の保全に何らか貢献をしたい、また佐賀の自然環境を守りたい、地元の振興に何とかお手伝いをしたい、こうしたことを背景にして、そして一方で、荒廃した森林が増えているということで、それを背景にして行われております。
 企業アンケートを行った結果からしても、「森林をフィールドとして活動したい」とお答えになっていただいた企業が45.8%もございましたし、森林を持ってもいいよというところですら6.4%もございました。こうした企業側の思いと、実際にやってみたいという県民の方たちをつなぐという役割を、引き続き県としても果たしてまいりたいと考えています。
 皆様の応募をお待ちしております。

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