次、きょうはいっぱいあるんですけど、屋外広告物条例のガイドラインです。
　全国で初めて屋外広告物条例のガイドラインを対象者別につくりました。広告をする人、そしてまた、広告主から頼まれて広告をつくる人、そして、それを見る人、そういう感じで3種類のガイドラインをつくりました。
　屋外広告物については、いろんなご批判やご意見もあって、平成21年に条例改正をして、いわば厳しくしてきています。大きな流れとしては厳しくしてきています。
　これまでは、道路の沿線みたいな感じの線的な規制だったやつを、県内を禁止区域、1種地域、2種地域、重要交差点区域に分けまして、1種はかなり厳しい規制、禁止はもともと禁止、2種はやや緩い規制みたいな形で、とにかく県土のうち都市計画地域については、こういう面的な規制を行っていくということで、その規制を導入していっています。
　そういう新しい規制に基づいて、じゃあどういう広告はいいのか、どういう広告はよくないのかということをわかってもらおうということでつくったのが、このガイドラインです。広告をお願いされる側であるパチンコ屋さんとか病院とかクリニックとか、こうした人たちに対して、こういうものというのはいいですよねみたいな感じのものを提案するということであります。
　専門家向けには、ここにはざっと書いてありますけど、かなり細かな条例の運用の仕方とか基準とか、許可の基準とか、そういったものについて書いてあります。
　そして、県民向けには、まちの景観というものはどういうものなんだろうかとか、そういう景観に疑問を持ったり、ちょっとよくないよねという感覚を持っている人を育てていくのも佐賀の景観を育てていくために大事ですから、わかりやすい形で、こういう景観に興味を持ってもらうようなガイドラインの解説のリーフレットを準備しました。
　こうしたことをやっていくことによって、情報を発信する側、つくる側、そして受ける側、この三者にとって、いい屋外広告物になるようにということでやっております。