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発表項目:口蹄疫を見つけた時の「行動の手引き」をお配りします

 それでは、定例会見を始めます。
 まず最初に、畜産農家の皆様に口蹄疫を見つけたときの「行動の手引き」をつくりました。
 先日、肥育農家や繁殖農家、JAの方たちと意見交換をしたときに、口蹄疫かなと思ったときに何をしていいかわからないという意見がありました。その意見にお答えして、今回つくったのがこの行動の手引きです。県内のすべての農家はということなんですが、「口蹄疫を見たことがない、だから口蹄疫かどうかわからないし、見つけた瞬間、何をしていいのかがわからない」「下手に動いたらウイルスを広めることになるから、見つけたときにどうやったらいいのかというマニュアルをつくってほしい」、そういう声をいただきました。
 今回、全部で3,000部刷りまして、牛向け2,100部、豚向け900部配付をすることにいたします。配付のスタートは、来週の月曜日であります。
 内容的なものとしては、まず1ページ目に、日ごろの予防の話を書いています。ちゃんと消毒をしましょうとか、関係者以外は入らないようにしましょうとか、そういったところを書いています。
 次が、口蹄疫というのはどういう病気なのかというのを、具体的にこういう症状を写真を入れて、こういったものが見られますよということを書いています。そして、豚の農家に対しては、豚用のこういうものを入れるようにしています。
 そして、もし口蹄疫じゃないかと思うようなことになった場合に、何をするのかということをチェックリスト方式にしました。
 私どもは、家畜保健衛生所にご連絡をということをこれまで言っていましたけれども、実際の農家に聞いてみると、「まず獣医に話をするよ」ということが言われましたので、確かにそうだろうと思います。だから、かかりつけの獣医に連絡をする、そして、家畜保健衛生所に連絡をする。こうしたところにチェックリストをつくって、まずは獣医さんに、そして家畜保健衛生所にということで、ここをやっていただくように促すようなチェックリストにしました。
 そのほか、あと何をしなくちゃいけないのかというと、「すべての動物を畜舎から動かさないでください」、「排水口は適切な消毒を実施するまで閉鎖をしてください」、「農場への人や物の出入りを制限してください」、「農場の入り口を1カ所に限定して、入り口に消毒装備を、畜舎の入り口には踏み込み消毒槽を設置して、消毒の徹底を行ってください。」、こういう形で、具体的に何を行っていただかなければならないのかについてずっと項目を出していっています。これに従っていただければ、応急対応として必要なことをしていただける、そういう仕掛けになっています。
 これは消毒薬のつくり方、そして、問い合わせの窓口です。
 また、県では今、「防災ネットあんあん」という主に気象の情報とか、火災関係とか、そういう情報を発信するネットを使いまして、緊急情報のカテゴリーのところで口蹄疫関係の情報をお届けするようにしています。農家の方々は家にいらっしゃるわけではなく、基本的には農場にお出かけになっておられたり、自宅を離れておられることが多いものですから、私どもは農家の方々にも、そして口蹄疫に関心を持っておられる県民の方々にも、この防災ネットあんあんへの登録を強くお勧めをしています。ここの緊急情報のところに登録をしていただきますと、口蹄疫に関する情報があったときにご連絡をするようにしますので、ぜひ多くの方々に登録をお願いしたいと思います。
 私ども実際、今口蹄疫の予防の仕事をやっていて思うことは、いかにして1分でも1秒でも早くその情報を必要とする方々に、例えば、口蹄疫が県内で発生したという情報をお届けするのか、そして、口蹄疫が発生してから、例えば24時間、48時間以内にどこまできちんとした対策を行うのか、ここにかかっていると思っています。そのためにも、この防災ネットあんあんは携帯にもPCにも両方に配信できるようにしていますので、とにかく一番身近で、近くで早く情報を入手できる手段だと思っています。
 ぜひとも多くの方々の登録をお願いしたいと思って、畜産農家にもお勧めをしていきたいと思います。

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