○朝日新聞
　2つほど冒頭伺いたいと思います。
　明日の有明海再生を願う県民大会についてですが、与党の検討委が開門調査が適当だという報告を出してから、いろんなことがありまして、少し潮目といいますか、いろんな状況が変わってきたと思いますが、明日の県民大会の意味合いといいますか、位置づけ、どんなメッセージを発信したいのかというのをちょっと改めて伺いたいんですけれども。
○知事
　明日の県民大会は、有明海の再生を佐賀県のいろんな分野の方、いろんなジャンルの方がそれを願っている、有明海の再生を願うという気持ちが一つだということを確認し、そして、それを社会に対して訴えていきたいと思います。有明海の再生を実現していくためにはさまざまな要素があると言われていますけれども、そうしたものはどれだけの影響を及ぼしているのかについて、客観的かつ冷静に調査をしていく必要があると。そのためにも開門調査というものを外すわけにはいかないんだ、そうしたこともあわせて訴えていきたいと思います。
　私たちは、この有明海の再生のために、だれかが犠牲になるということは望んでいません。皆さんの理解を得、皆さんが納得できる形で開門を実現し、また有明海の再生を実現していくということが佐賀県民のメッセージだと思っています。そのことがぜひわかるようにしていきたいと思っています。