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質疑応答:全国学力テスト
○読売新聞
 昨日発表されました学力テストの、県を含めた分でのお問い合わせなんですけれども、全国調査の分と大した誤差はなかったと思われるんですけれども、その中でやっぱり国語Bを初めとする応用力が少し低くて、あと地域別では東松浦地区が県内ではやや低い数値を示していますが、この2点について知事がお考えになられる原因と、今後の対策はどうあるべきかというのを伺いたいですけど。
○知事
 学力については、本当マニフェストに書くのがいいかどうかという議論も、中ではちょっと何人かとはしていたんですけれども、すべての科目で全国平均を上回るということを目指そうじゃないかと、これくらいの目標であれば何か競争一辺倒ということもならずに、目標として妥当ではないかということで書き、それを今、総合計画2007にも、教育委員会のほうでも、それくらいであればやろうかということで位置づけをしてやっていただいています。それからすると、今回の結果は残念な結果と言わざるを得ません。教育委員会もそういう残念だという認識だと思いますし、私自身も残念だと思っています。もちろん、この学力テストの結果に一喜一憂することはないと思いますけれども、その経年変化で見ていても、どちらかといえば全国平均よりも下回っている科目が多いということは、これはやっぱり認めなくてはいけないと思うんですね。その傾向が、今回さらに強まったと言えるのではないかという認識を私は持っております。
 その意味で、教育委員会からは今回のこの結果を受けて学力向上対策委員会をつくりますからということで報告を受けました。この結果を重く受けとめて改善をしていきたいということでありますので、教育委員会の努力に期待をしたいと思っています。
 ただ、中身を見てみると非常に、経年変化で見てみると全国平均に近づいてきている地域もあり、また、全国平均からかなり上に行っている、伸びている地域もあり、そういった県の中でも際立って向上している地域もありますので、そこの分析だとか、あとはスーパーティーチャーと言われる人がたくさんいらっしゃいますけれども、そういう人たちがどういう形で子供たちと接しているのかとか、そうしたところもぜひそれを全県的に広めていく様な感じの取り組みを私としては期待したいなと思っています。
○読売新聞
 それが、その考える力を伸ばすという、いわゆる知識は結構、頑張っていらっしゃると思うんです。この応用力というのが、今のがご回答ということで。
○知事
 そうですね、スーパーティーチャーの人というのは、基礎学力をつけさせるということ以上に、これは私の個人的な、間違っているかもしれませんが、感覚からいうと、学ぶこととか知らないことを知るということがいかに楽しいのかということとか、そういう好奇心を持ってもらうということが非常にすぐれておられるのではないかという気がしています。学問がどんなものであっても、「なぜなんだろう」とか「どうなっているんだろう」という心が育てば、おのずから応用力みたいなものも身についてくるのではないかとも思っているもんですから、ぜひそういう何か学ぶ心とか不思議に思う気持ちというのを引っ張り出していただければなと思っています。
 知事部局としては、これまでもやってきていますけれども、例えば、今回9月12日日曜日、宇宙の日に、はやぶさのプロジェクトマネジャーの川口淳一郎さんに来ていただいて、武雄の「ゆめぎんが」で講演会を開きます。こうしたことも、子供たちに宇宙の不思議さとか、それに対して、ちょっとしたお兄さん、お姉さんたちが、そういう最先端の取り組みをやっているんだよということをわかってもらうということによって、少しでもそういう興味がわいていけばと思っているんですね。
 そういうすぐには、受験などには役に立たないかもしれないけれども、基礎科学だとか、宇宙への分野だとか、こうしたことに関心を持つ子供たちや大人たちを増やしていくということは、私は迂遠のように見えて、非常に意味があると思っているので、ぜひそうした取り組み、例えばCERN(セルン)に高校教師を派遣していくというふうなこともその意味だと思っていますし、リーダー養成塾の参加県になって子供たちに行ってもらっているというのも、その一環だと思っているんですけれども、そうした幅広い取り組みを進めていきたいと思っています。

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