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質疑応答:宮崎県 口蹄疫安全宣言
○STS
 最後に1点、宮崎の口蹄疫の安全宣言が、恐らくあさって出るんじゃないかと思うんですけれども、佐賀県も子牛を購入しているわけなんですけれども、今後、こういうことがあったもので、口蹄疫の発生以前の水準に戻るのかどうかというところもちょっと心配されますけれども、そのあたりはいかがでございますかね。
○知事
 ええ、そこは佐賀県の農家やJA、極めて冷静に落ち着いておられますので、安全宣言が出された後は、次第次第にはもとのように戻っていくのではないかと思っております。
 私が今回感じておりますのは、そうやって一応安全宣言はされますけれども、この世の中から口蹄疫のウイルスがなくなったわけではありませんので、いつ何どき、また発生するかもしれないという緊張感は引き続き持っておかなければならないということが1点。
 それともう1つは、できるだけやっぱり県内産の子牛の自給率を高めていくという取り組みをやっていかなければならないということでございました。
 宮崎県産が危ないということでは、もちろんないわけでありますけれども、何かあったとにも、県内産で賄うことができる体制をつくっていくことが、より安定的な、また、より安心できる畜産体制の構築に役に立つというふうに思っておりますので、これについて、引き続き取り組みをしていかなければということを感じています。
○日経新聞
 済みません、口蹄疫関連でちょっとお伺いしたいんですけれども、国とは別に、宮崎県のほうでも原因究明の調査委員会をつくられるというふうになっているわけですけど、その経済的な損害に対する補償というのも非常に重要だとは思うのですが、それとあわせて、やっぱりその原因究明というところが今後畜産農家、特に九州の畜産農家の方にとっては重要になってくる。
 そういう意味で、宮崎県の調査委員会ではあるんですが、例えば、オブザーバーとして、何か佐賀県、JAになるかどうかわかりませんけれども、オブザーバー的にどういった点を調査しているのかとか、例えば、佐賀県で今後発生しないとも限りませんよね。そういう意味で、例えば、過程でどういうふうな手段で調査をしているかとか、どういった点がポイントになるのかとか、実際にどういう点が本当に問題だったのかというのを聞くというか、知るためにオブザーバーとしての参加を求められるお考えというのはないですかね。
○知事
 宮崎県がやるものについて、佐賀県も入れろということは、今考えておりませんが、確かに今おっしゃったように、宮崎県としてどのような調査を行い、何を明らかにしようとするのかということについて、私どもも相当関心を持たなければいけないということだと思いますし、まずは、宮崎県から求められた場合には喜んで協力をするということはしていかなくてはいけないと思っております。
 ただ、疫学調査というものがいかに大変かというのは、10年前に起きたときも、結局最終的には国の疫学調査の結論は、原因不明のまま終わっているんですよね。国は今回は、これだけ大きな被害が出たということで、相当程度の人とお金と時間をかけて疫学調査をやっていくというふうに思いますけれども、簡単にわかるものではない。それが、本当にそれとは全く別の形で宮崎県がおやりになるということで、ちょっとどこまでわかるんだろうかといったところは、正直言って、よくわからないところはございます。
 ただ、今お話があったように、本当は一番大事なのは疫学調査で、なぜ起きたのかということがわからないと、実は予防ができないんですよね。なぜ起きたかがわからないと、どうしたら防げるかというのは本当はわらかないわけで、そこの部分が極めて大事だということはおっしゃっているとおりだと思いますので、本当に宮崎県のに協力するだけでいいのか、むしろ、国のやっている調査に協力をしなくていいのかとか、今、お話を聞きながら、いろんなことを考えておりましたけれども、私ども畜産県である佐賀県としても、国であれ、宮崎県であれ、実施される疫学調査、原因究明の調査については、しっかりと協力をしていきたいと考えております。

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