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質疑応答:海砂公判 その2
○西日本新聞
 海砂なんですけど、知事にちょっと釈迦に説法で申しわけありませんが、この海砂の公判で、先ほど言われた認可外をやっていた可能性がある。採取した可能性があるので、組合に事情聴取をしたいという話でした。公判で検察側は、違法採取については一切触れていません。なおかつ、被告人である三浦光則総務兼経理部長も自分でやったと。そのやり方、手口は二通りありますけど、水引きとチャーター船ですね。手口としてこの2つ。公判後の会見で検察側も量じゃなくて単価の捜査だという発言があっています。今知事がおっしゃった認可外採取した可能性があるというのは、いわゆるチャーター船の部分ですね。チャーター船の部分、つまり、唯一佐賀県沖の玄界灘で採取を認められている組合が、別の業者に採取をさせた。その際に、組合のほうからこれだけの量を取りなさいと言った。その結果を、いわゆる検収をしていないと。いわゆるずさんな発注ですよね。その部分がどうなのかというところに可能性があるという話をされていらっしゃるんですか。
○知事
 可能性としてはそういうことでございます。水引きの部分についても、そこのやり方というのを詳しく聞かなければいけないと思っておりますし、そもそも今お話があったように、発注だけしてきちんと検収、そもそもその数字自体が、我々はきちんとしたチェックをした上での数字だと思っておりましたので、そもそもそれがそうじゃなかったということ自体も我々にとっては新しい事実でございましたので、そういったことを含めてお話を伺いたいということでございます。
○西日本新聞
 関連ですけれども、当初、去年の4月に思い起こされるのは、この問題が発覚したときに違法採取の疑いがあるので、県としても告発を検討したいし、場合によっては業務取り消しとか操業停止をしたいという話だったんですが、今回、脱税事件での結審をしましたので、脱税ということで、その可能性はほぼなくなったんですね。その認識はまずいいんですかね。
○知事
 そこは検察当局の方針について、私どもは推測で言うべきでないのかもしれませんけれども、少なくとも捜査方針を見ていれば、脱税事件だけについてのみ捜査が行われたという印象を私どもは強く思っておりますが、前々からこの違法採取について本当に大丈夫なのかといろんな意味で指摘があっておりますので、していないのであればしていないという、いわば疑惑を晴らしていただく必要がありますし、もしそれが行われているのであれば、それも大きな問題でありますから、そこの事実関係については、いろいろ限られた調査の手法ではありますけれども、私どもとしては事実関係をできるだけクリアにしていきたいと思っております。
○西日本新聞
 つまり、いわゆる被告人が個人でやった犯罪ですといって本人は認めて、それが事実かどうかは別なんですけれども、裁判所が結審してしまった。それで組合のほうは被告人と示談をしているわけですね。つまり、組合のほうは、被害者の立場をとっているわけです。個人の犯罪、着服によると。そういう個人、組合内部の職員の個人的犯罪で、組合のほうが被害者の立場をとっている中で、組合に対して、今後の話なんですけれども、業の取り消しができるというのは、かなりその中では公判を超えるような調査をしないといけなくなると思うんですが、それがいいとか悪いじゃなくて、今事情を聞きたいというのは、少なくともその検収の部分はどうだったのかということをちゃんと聞いて、そこで明らかになれば、行政処分もまだ検討したいという意欲があるという理解でよろしいですか。
○知事
 はい。私どもは今回の件に限らずでありますけれども、組合が行っている操業実態が認可されている内容と違うのではないかということについて、いろんな形で指摘が行われていることについて非常に重く受けとめをしているわけであります。
 今回の公判にかかっている事項は、この脱税に関する案件であるとしても、それ以外のことについて全く問題がないということを検察が保証しているわけでも何でもないと思っております。私どもはその公判を通じて、断片的にでもわかった事柄があるとすれば、それを通して、実際に何が行われているのかということについて、きちんと事実関係の把握をしたいし、必要があれば行政庁として必要な処分を行っていきたいという考え方には変わりはございません。
 確かに、検察当局のような非常に強い捜査権は持っておりませんので、厳しい状況にはありますけれども、だからといって、やらないでいいというわけにはいかないだろうと思っているところでございます。

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