○NHK
ちょっと戻って、県警の話なんですけれども、交通安全対策特別交付金ですとか、その辺、県への影響なんていう話も出ていますけれども、この辺の影響についてはどうか。先ほど力強い取り組みを求めていく、具体的に何かこういう姿であるべきというような話がありましたら。
○知事
まず、1点目の交付金ヘの影響などでございますけれども、確かに直接的には交通安全対策交付金への影響は、あるというか、あったというか、少なくとも件数が少なく報告されている分、交通安全対策交付金の交付額が少なくなっているということがあります。
ただ、これについては、交通安全対策交付金は年に2回に分けて交付されますけれども、次の交付のときに数字が訂正された数字でされますので、最終的にはその部分についてはカバーされることになると思っております。
ただ、カバーされないのは、交付金の金額ではなく、信頼というものだろうと思っています。これは一朝一夕には回復するものでなく、そもそもこうした公的機関、なかんずく警察のような機関がつくる数字が、ミスではなく、意図的に違う数字が出てくるということは、およそ予定していないことでありますので、この数字は大丈夫なのかという問いかけをしないで済むようにしていただかなければならないというのが一番の課題だろうと思っております。
県警に求めたいことは、具体的にあれをしなさい、これをしなさいと、私どもがある意味、知事部局とは別の行政機関である県警本部に対して細かく申し上げるべきではないと思いますけれども、こうしたことを二度と起こさないんだということについて、私どもはもちろんのことでありますけれども、県民の皆さんから見ても真剣に取り組んでいるなということがわかるようなことをぜひしていただきたいというふうに、そこはちょっと具体的ではありませんけれども、そのように思っております。