○時事通信
　2つあります。1つは改造内閣が決まりまして、早くもいろんな問題というか議論がありますけれども、所感をお願いします。
○知事
　この財政問題、とりわけこの消費税問題について、一定の方向性を出そうという強い意志のある内閣改造だったんだろうと思っております。与謝野大臣が非常に多分、体調的にも随分厳しいのかもしれませんけれども、そういう中で大臣になられたということ自体は、並々ならぬ姿勢というものも感じているわけでございますが、一方で心配しているのは、私どもは新しい内閣に期待したいのは、通常国会の開会を前にして、政府提案の法案がきちんと通るようないろんな工夫をぜひしていただきたいということなんですね。新しい改造内閣が発足した後も、現時点では内閣提出の法案が通る制度的な仕掛けというものはまだできていないと思っています。国民生活に関連するものもありますし、もちろん、私どもが強く求めている国と地方の協議の法案などを初めとした、今後に向けて成立が強く望まれる法案もあるわけでありますけれども、そこの法案が通るという形の改造内閣になっていないという点においては、残念に思っているところでございます。
　これから通常国会が始まりますので、ぜひとも必要な法案についてはきちんと論議をした上で通るように、国対に期待するというと変かもしれませんけれども、そこが非常に気になるところです。
○時事通信
　それは、つまり、与野党協議が難航しそう、今の状態ではそういう見通しだということですかね。
○知事
　そうですね。今回の改造内閣に対する評価を見ていても、これで与野党協議で法案通過がスムーズにいく流れになっているという状況にはないと思っておりますので、とにかく必要な法案を通す体制にしていただきたいということでございます。