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質疑応答:諫早干拓、地方統一選
○毎日新聞
 2点お尋ねします。  1つは、ちょっと年末とダブって恐縮なんですけれども、年が変わりましたので改めてなんですが、諫干です。どういう立場で今後望まれて、今年どこまで進めたいなというお気持ちがあるのかというのが1つ。
 それともう1つは、ちょっと統一地方選の年でもありますので、ご自身選挙を控えていらっしゃいますが、地方自治は非常に関心が高まっておりますので、今回の統一選、どういう位置づけができるのか、その中で、ご自身どういうふうな立場で臨まれるのか、2点お願いします。
○知事
 まず、諫干、有明海再生の関係について申し上げれば、今年は真の再生元年の年になってほしいと心から願っています。そして、まずは長崎県との対話の扉を開いていただくことが求められていると思います。これは、まず政府のほうで努力するとおっしゃっておられますので、その様子をしっかり見ておくことが望まれると思っておりますし、この場でも繰り返し申し上げておりますように、私どもは営農ができなくなるとか、高潮が不安で暮らせなくなるとか、そういったことがないような形での開門調査、有明海再生を望んでおります。それが具体的にどういう格好でできていくのかということについて、ある程度の見通しが立つ年になればと思っているところです。
 予算も国の予算で5億円、要求どおりのものがついておりますので、このお金を有効に使っていただいて、具体的にどのようにしていけば、で、どういう開門の方法であれば、長崎県側も含めてご理解と納得がいただけるのか、そういったことの見通しが立つ年であればと思っております。
 裁判は3年後ということを言われておりますので、私自身は一日も早い開門をというよりは、まさに菅総理の言葉をかりれば、熟議の上での開門と再生になるようにということをむしろ目指していっていただければと思っています。
 それが1点目です。
 あと、2点目の統一地方選挙がどうなっていくのかということについてのお尋ねでありますけれども、今回の統一地方選挙は、衆参のねじれプラス、一般的に多くの地方においては民主党に籍を置く、あるいは民主党系と言われる人よりも、自由民主党の籍を置く、あるいは自民系と呼ばれる議員さんのほうが多いという、国と地方のねじれ状況の中で行われる初めての統一地方選挙だということになるだろうと思っております。
 これまでも個別の地方選挙で幾つかの結果は出てきておりますけれども、その意味では非常に地方全体のうねりとか流れがどういう格好に出てくるのかということが、非常に興味、関心がそこで示されることになるのではないかと思っております。
 今日も総理のお話にもありましたけれども、我が国は、昨日と今日が同じ、今日と明日が同じということをやっていたのでは、我が国全体の成長や再生がないということについては、恐らく多くの方が同意されると思います。
 しかしながら、特にいわゆる一般的な意味での地方と呼ばれるところにおいては、その再生の道筋がなかなか見えていないというところが、明日に希望を持てないという状況を生んでいると思います。
 各地で同時に行われる選挙において、知事選、市長選だけでなく、それぞれの地域の議員さんの選挙において何が訴えられ、どういう方向性が結果として見えてくるのか、国政選挙のように1本の柱のもとに出てくるものではないだけに、それぞれの地域で主張されること、そして、その結果というものを全体的に遠くから眺めることによって、我が国がどういう方向に進もうかというものが結果的に見えてくる年になるのではないかなと思っています。
 国政選挙は、何かもうルールを決めて、これでやるぞとなったら、各政党がどこで戦うにしても同じ主張を繰り広げていくわけでありますけれども、地方選挙の集合体である統一地方選挙は、それぞれの地域で、地方で何が議論をされ、何が求められているのかということが結果として見えてくる選挙だろうと思っております。
 その意味では、国政選挙とは違った意味で、モザイク色にそれぞれの地域が染まった結果、全体としてどういう姿、形が見えてくるのかということについて、私自身も非常に大きな関心を持って見ていきたいと思っております。
 そこで問われていくのは、私は、どのようにしてあすの暮らしに、また将来の地域ビジョンに夢を描いていくのかということではなかろうかと思っています。

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