それでは、会見を始めます。
　まず最初に、今年の「さがびより」の発売日が決まりました。
　去年、我が国のたくさんあるお米の品種の中でも、特にすぐれたものに対して与えられる特Ａという評価がこの「さがびより」に与えられました。特Ａという評価そのものは日本国内のお米のうち、大体20種ぐらいに与えられたわけですけれども、その中でも特にすぐれている４つの中に含まれたということで、非常にすばらしい評価を得ました。その「さがびより」の今年の新米がこれから初登場してまいります。
　今年は梅雨明けも早くて、日照時間も十分確保できておりますので、去年よりもさらによい品質が確保できていると思っています。
　そのおいしい「さがびより」を、私どもは「さがびより」基準という形でいいものを皆様にお届けするという形でつくっています。やや字が小さくて恐縮ですけれども、この「さがびより」というのは、これまでのお米に比べると作り方が違う部分がいくつかございます。そのために、このお米づくりの専門家集団、技術指導チームを作って各地域に「さがびより」の作り方について指導をしてまいりました。
　また、生産者の中でも特にすぐれた優秀な生産者を「米（マイ）スター」と呼んでいますけれども、こうした方々が地域でも指導をしていただいたりしています。
　こういう育成の基準、栽培の基準、出荷の基準、こうしたことをあわせて、お客様に安心して召し上がっていただく出荷を実現しています。 　この「さがびより」をより多くの人に知っていただくために、今年は、まずは「さがびより」を買っていただいた方に対するキャンペーン、クローズドキャンペーンと申しますけれども、こうした方に対して、新米の発売日から12月30日までの間、送っていただきますと、Ａ賞からＢ賞、Ｃ賞、そしてダブルチャンスと、こうしたものが当たるというキャンペーンを行ってまいります。
　また、オープンキャンペーン、どなたでもご応募できるキャンペーンとして、紙面やホームページで応募していただいた方、また、アンケートにお答えいただいた方に、抽選で30名に「さがびより」１年分をプレゼントするというキャンペーンも行ってまいります。
　また、ＰＲイベントをいろいろやってまいります。ラジオを使った、またはイベントの際、そして、ランチ企画、こうしたことを行ってまいりますし、小売店、特に去年から力を入れ始めました福岡におけるキャンペーンというものも今年充実をしてまいります。
　そういう中で、イオン九州、ボンラパスの４店舗、博多阪急、こうしたものを行ってまいりますし、もちろん地元のゆめタウン佐賀店やララベルにおいてもこうしたことを行ってまいります。
　先般、福岡で行った調査によれば、「さがびより」を知っているかというアンケートに対して、「知っている」と答えた人が50％に上りました。できてからまだわずか数年しかたっていないということを考えると、福岡の方にも認知度が上がってきていると考えています。ただ、食べたことがあるという人はまだ20％ぐらいですので、ぜひ食べてファンになっていただきたいと思っています。
　今年の「さがびより」、料理研究家の山際千津枝さんに召し上がっていただきました。甘みを含んでしっかりとした食味でありながら、食べ飽きないという高い評価をいただいているところでございます。
　今年の生産状況は、昨年と同じぐらいの作付で、そして、昨年と同じぐらいの販売を予定しております。世の中全体が減反で生産量が減っているということを考えれば、作付面積、販売量ともに昨年並みを確保できているということは、やや強気といえば強気ですし、生産者の理解も得られた上でこうした結果が得られていることと考えています。
　ちなみに、現時点においてということでございますけれども、既に出荷を終えて検査が済んでいる「さがびより」において、１等米の割合が99％になっています。これはもうほとんどが１等米だということで、昨年の最終は80％でございましたけれども、これはまだ非常に低い割合でしか検査が進んでおりませんので、これをもって全体を語るわけにはいかないかもしれませんけれども、非常にいい成績であるということは間違いないだろうと思っております。
　今年は平成23年10月21日金曜日に発売を開始します。去年までは一斉発売日ということで、一斉に発売をしておりましたけれども、今年からは、この「さがびより」、特に非常に人気が高くて、なるべく早く欲しいという声があることも踏まえて、10月21日スタートで、発売できるところから発売をする、こういう方式にさせていただきました。今週の金曜日に発売がスタートいたします。もうしばらくお待ちください。