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発表項目:1年を振り返って

 本日は年末でございます。こちらから特に発表事項はございませんが、まず冒頭に1年を振り返って私から一言申し上げます。
 ことし2011年、平成23年は、1年というには余りにもいろんなことがあった一年であったと思います。1月から3月11日までが一区切り、そして、3月11日を境にして、また新しい年が始まった、そんな気さえいたします。
 個人的なことですが、私の選挙が今年の4月に行われましたけれども、もう随分遠い昔のことであったような気がいたします。それぐらい、今年はさまざまなことがございました。
 3月11日の東日本大震災においては、佐賀県はいち早く支援物資の受け付けの窓口をつくり、佐賀県内はもちろんのこと、九州各地、あるいは関東地方からも支援物資をぜひ被災地に届けてほしいというものが届けられ、そうしたものをトラックで被災地に送り届けました。また、気仙沼に対口支援的に入っていって、今もなお引き続いていますけれども、人の支援、物の支援、そしてお金の支援、さまざまな形の支援を行ってまいりました。
 間もなく震災から1年が経過しますけれども、私どもは関心を薄らせることなく、復興がなし遂げられるまできちんと関心を持ち、行動をし続けていきたいと思っております。
 一方で、この3月11日の大震災によって発生した東京電力の福島第一発電所による大きな事故、これはいまだその影響が今日まで続いているところでございます。電力の需要がいろんな意味で悪くなったということもございます。
 また、これと関連して、全国各地の原子力発電所、特に、定期点検でとまっているものについて、それを再稼働に向けてどうしていくのかという論議が行われていたときに、私が公舎で九州電力の幹部と面談して再稼働のことに言及するということがありました。当時の情勢のことを考えれば、こうした面談はすべきでなかったと思っております。また、再稼働の話などもすべきではなかったと思っております。深く反省をいたしているところでございます。
 また、こうしたことで問題となったメール問題の中で新たにわかった事柄として、2005年のプルサーマル公開討論会のときに九州電力が質問者を準備しているということを県の担当者は認識していたということがわかりました。また、公開討論会当日のシナリオの原案の作成を九州電力に依頼していたということもわかりました。プルサーマル公開討論会のシナリオの原案を当事者である九州電力に依頼するということはあってはならないことでございました。極めて不適切な対応であったと思っております。
 こうしたメール問題やプルサーマル公開討論会をめぐる問題で、数カ月にわたり県民の皆様方、メディアの皆様方、そして議会の皆様方、多くの方々にご迷惑をおかけしたことに対して、改めて反省とおわびを申し上げます。
 一方で、今年はサガン鳥栖のJ1昇格という明るいニュースもございました。
 また、年末になりましたが、懸案であった九州新幹線西九州ルートについて、いわば全線の着工がほぼ決まったといっていい状況になりました。佐賀県として常に申し上げてきた肥前山口と武雄温泉間の複線化についても、新幹線ルートで行うことが確認され、これによって全線が2022年の開通を目指して大きく動き出すこととなったと理解をしています。
 課題はまだいろいろ残っていますが、ぜひとも知恵を寄せて課題を解決し、2022年の開業までにこの新幹線をどう使っていくのか、こうしたことも含めて取り組みをしてまいりたいと思います。
 本当に多くのことがあった1年でございました。県民の皆様におかれても、いろんなことがあった1年だったと思います。来年こそは、今年と違っていい年になることを心からお祈りして、私の年末におけるまず冒頭の発言とさせていただきます。
 以上です。
 

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