○読売新聞
　九州新幹線西九州ルートの全規格化について、賛成か反対かを明らかにしていただきますか。
○知事
　これは何度か申し上げていますけれども、今のスキームのまま、今のスキームというのは地元負担のスキームという意味ですけれども、そのままフル規格化されると佐賀県の負担が莫大なものになってしまいます。私は現行のスキームのままであればフル規格には反対でございます。
○朝日新聞
　そうは言っても、今回、フル規格化の区間がまだ少し伸びるというか、見通しになったことで、この前の県議会でも、結局全部フル規格なるんじゃないかというような声も出ていたんですけれども、知事はそういうご懸念みたいなのは特にないですか。
○知事
　複線化が決まる前というのは、ひょっとしてという気持ちも時々ありました。その複線化を新幹線スキームで実施するという方針が出ないということは、ひょっとするとそういったことも何か含んでおられるのではないかということを考えたこともあります。でも今回、明確に政府と与党において、肥前山口と武雄温泉の区間を新幹線スキームで複線化するということを決めていただいていますので、これによって全線フル規格という議論は、私の理解ではもうないのではないかと思っているところでございます。

　本年１年、まことにお世話になりました。ありがとうございました。