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質疑応答:諫早干拓 その2
○朝日新聞
 先ほどの諫干の話で、中村知事と意見交換されたということなんですが、改めて正式なというか、公式な場でお話を、協議の場を持ちましょうというような話というのはなかったんですか。
○知事
 それはしませんでした。というのは、現在の長崎県の立場が、官邸から言ってきたことに対して、それが一番正式に言っていることに対しては、正式には協議をしないということをお立場で持っておられるもんですから、そういう中にあって、私どもが長崎県と正式な会議を持ちましょうというのは、ちょっと今の段階では出過ぎかなというふうにも思っておりましたし、その段階ではまだ国からの回答がどういうものになるのかもわかっておりませんでしたので、そういうお話はしませんでした。
 ただ、今のままの状態でずっといっていいというふうには思っておりませんで、必要な役割があれば、それはもう果たしていきたいと思っております。
 これは常々、この場でも申し上げておりますし、長崎県の方にも直接何度か申し上げていることでありますけれども、もちろん今、営農されている方々が非常な危機感や心配感をお持ちだということは私どももよくわかります。よくわかった上ででございますけれども、例えば、我が県も同じように干拓地をつくり、そこにおいては、例えば、ため池をつくって、そこに水をためて農業を営んでおられます。実際に今、諫早湾の干拓地で行われている農業というのは、水田ではありませんので、水田ほどは水は必要ないのではないかというのを私どもは一般論としては考えております。そうしたことを考えたときに、本当にそういうため池で水を確保するということができないのかということであるとか、また、水がつかるという話もございますけれども、今、門を閉めている状態でも昨年か一昨年、森山地区ではやはり雨が降って水につかっております。もともとポンプが必要というのは、あける、あけないの問題とは関係なく、あの辺の排水をよくしていくということは必要なことではないかと私は考えておりまして、そういう一つ一つの事柄について、実のある議論をさせていただければ、私どもだとか、また官邸の側の気持ちも少しはわかっていただけるのかなという気持ちも持っております。
 官邸のほうも、そうしたことについて現段階ではやっぱり国のほうとしては詳しく言うわけにはいかないというところはあるんだろうと思いますけれども、寄って立つところのだれかが何かの犠牲になるということはないようにしていきたいんだということの気持ちが、いろんな形で伝わっていけばなと思っているところでございます。

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