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アイコン 記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

質疑応答:東北地方太平洋沖地震による被災者を受け入れます
○共同通信
 3万人という数字なんですけれども、市町の受け入れがどれぐらいキャパがあるかというのがまだわからない段階で、3万人という数字が先に出てきたというのが、ちょっと理由がよくわからないんですけど、目標数値ということですか。
○知事
 大体見当はつけました。昨日、市長さん、町長さんたちにざっと状況をお話しした上で、どの程度の受け入れが可能かというふうなことについてもお話をお伺いしました。そして、そういったことを踏まえながらというか、そういったところで感触をつけていきながら、最後は足りないところは民泊だなということでありますけれども、果たして民泊もすべての世帯がというわけにはもちろんいかないと思います。そうしたことを考えた上で、私は3万人という数字は受け入れ可能だというふうに判断をいたしました。
 また、今日、実際に担当者の方々と私どものチームがやりとりをしておりますけれども、そういう中でも非常にあつい手ごたえというものをそれぞれの担当が感じておりまして、私はこの3万人という数字は、その気になれば確保可能だと思っています。
 なお、この業務を行っていくために、被災者受入支援チームを県庁の中に組織しました。こういうワンストップサービスから関係機関との調整までを行ってまいります。
 また、市町村にこの窓口をそれぞれ20の市町すべてにつくっていただいています。この民泊の登録、また、その他、今回の被災者の受け入れに関するご相談について、こちらにお問い合わせをいただければと思っております。
 ということでございまして、その3万人という数について、根拠のない数字ということではないと思っています。
○共同通信
 あと、市町の民泊以外のキャパシティーがどれぐらいあるかというその調査は、いつを目途に上がってくるんですか。
○知事
 一たんですね、仮の数字についてはざっと上げていただいています。そうしたものを見て、現時点において市や町からいただいている数字から見ても、3万人というのは対応可能だというふうに考えておりますが、これはちょっと仮の集計でございますし、一人一人のところに了解を得て、大丈夫と言っている数字ではないものですから、個別の数字については、もう少し精査をさせていただきたいと思っておりますけれども、そうしたことも踏まえた上で、この3万人という数字について申し上げています。
○共同通信
 仮の数字じゃなくて、実際の数字がわかるのはいつですか。
○知事
 それはちょっとわかりません。それはわかりませんが、市や町のご担当の方というのは、我々よりもはるかに地域の実態、いろんな形でご存じだと思っていますので、それはいつの日かというか、必要なときには必ず出てくるだろうと思っております。
○共同通信
 あと、だいぶ被災地とここまで距離があると思うんですけれども、交通費について一部負担するような予定というのはありますか。
○知事
 そうしたことについても、これから考えていきたいと思います。これは今佐賀県として発表していっていますけれども、佐賀県だけでなく日本全体とか、比較的、直接の被害を受けていない西日本地区の地域が共同してやっていくということがこれから必要になっていくだろうと思います。
 関西広域連合では既に関西広域連合の中の公営住宅などを使って、被災者を受け入れるということを表明していますし、あちこちの地域がいろんな形でこうしたことをやっていくということになると、そのときには航空会社や船会社といったところにも協力を仰ぐことが可能になっていくだろうと思っております。
 私どもはとにかく、きょうこうして公表をさせていただくことによって、受け入れるということについての準備体制をスタートさせていくということを公にしたということでございます。公にしませんと、なかなかいろんな調査を進めることも難しいということもありますし、また、被災者の方に来てくださいねということを申し上げることも難しいというふうに判断して、きょう発表させていただいたところでございます。
○共同通信
 既に新潟とか群馬のほうでは疎開の受け入れが始まっているんですけれども、佐賀のほうも実際に何人か受け入れたという話はありますか。
○知事
 あります。既に話自体が来ているのはいくつかありまして、その中で私どもが直接把握している話としては、佐賀市内の県営住宅にあしたから入りたいとおっしゃっている方がいらっしゃいます。また、4月からになりますけども、鳥栖市の県営住宅に入りたいとおっしゃっている方がいらっしゃいますという形で、個別にご相談があり、また、そうやってマッチングが整ったケースが、ぽつぽつではありますけど出てきております。
 このほか武雄市など市や町が直接いろんな窓口になってやっていらっしゃるケースもありますので、私どもが把握している以外にもあるんだろうと思っています。
○西日本新聞
 今おっしゃっているように、数字もそう、お金もそう、見切り発車の部分があるんですけど、あえてもう一度決意ですね、今回こういう受け入れようと、公にする決意中の決意をお願いします。
○知事
 今、現地の状況は、避難場所も含めて大変な状況になっていると思っています。たくさんの方のご好意で支援物資なども送られていっていますけれども、ガソリン不足などもあって十分に避難する場所に届いていないということもありますし、3月とはいえ雪が降るなど大変な寒さもあります。そうしたことを考えたときに、もちろん現地にガソリンや燃料などを補給していくことも大事なことでありますけども、一時的であれば、むしろそうした心配のないところに移住をしていただいて、そして、本格的に生活再建ができるようになった段階でまた戻っていただくということのほうが、被災者にとってよいのではないかというふうに考えたということでございます。
 そして、このことについて、数日来検討はしてまいっておりましたし、これからもほかの地域とも一緒になってやっていくということもありますけども、それを待っているといつになるかわからない。現場のほうでは一日一日が勝負という状況になってきていると思っております。まずは今の段階で公表をして、市や町の方々にいろんな一時移住先を探していただいて準備をしておけば、いざ航空会社や自衛隊にも協力いただいて移動いただけることになったときに、きちんとした受け入れ先や手続が準備できているということが重要だというふうに考え、今日発表したところでございます。
○毎日新聞
 繰り返しになるかもしれません、先ほど古川さんがおっしゃった市町に聞いてある程度感触を得た数字というのは3万のうちどれぐらい、まるめたので結構なんですけど。
○知事
 3万超えています。
○毎日新聞
 あっ、超えている。
○知事
 はい。ですけれども、それはあくまでもちょっとまるめた数字でもありますし、市や町もこの数字に責任を持てというと、ちょっとそこはそういかないだろうと思うので、感覚的には3万人という数字自体は根拠のないものではないと思っています。
○朝日新聞
 これはどこかから何か割り当てみたいなのがあったということなんですか。
○知事
 基本的には、九州を中心とするいろんな県がまとまってそういったことをやろうかという話があったんですね。そこに経済界も協力をしていこうという話がありました。というか、今もあっています。なんですけども、そこの調整をしているうちにですね、要するにちょっと発表するのもまだ発表できないような状況とかになっていて、やっぱりたくさんの人とか関係者が、つまりプレーヤーが多ければ多いほど、なかなか話がまとまらないということがあるものですから、私どもは準備だけしておこうということで、きょうこうして発表しているものでございます。
 その準備を始めたときに、きちんと皆様方に発表しておかないと、何かやっているのかやっていないのかわからないとか、こそこそ何をやっているのかというふうなことになってもいけないと思って、きょうこうした形で発表をしているものでございます。
○時事通信
 1点確認です。このカテゴリーの順番は意味があるのか、順不同か。
○知事
 それは余り意味はありません。
○時事通信
 わかりました。

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