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発表項目:本日付けで組織を改正します

 それでは、ただいまから会見を始めます。
 まず最初に、本日付の組織改正です。
 この新しい任期が始まったことをきっかけにして、きょう3つの組織を改正することにいたしました。
 1点目が防災対策の推進、そして、2点目が国際戦略の推進、3点目ががん対策の総合的な推進、この3つであります。
 まず、防災対策の推進ですけれども、こういう組織にしていきます。現在、統括本部の中に危機管理・報道監がいて、危機管理・広報課と消防防災課、この2つを見ていただいておりますけれども、今回、ここに総合防災統括監、本部長級でございますけれども、ここを新設いたします。そして、この総合防災統括監のもとに防災企画グループを新設いたします。この防災企画グループには、総合防災企画チームと原子力防災チームの2つをつくりまして、防災に関するさまざまな計画の見直しを主に担当いたします。あわせて、この総合防災統括監のほうにおいては、主に自然災害、そして国民保護、こうしたものについて実際に起きたときの対応も、この総合防災統括監の統括のもとに消防防災課を中心とするところがいわば手足となって動くようになってまいります。すなわち、この総合防災統括監は、事務的にということはございますけれども、1つは総合防災計画、原子力防災計画の改定の事務的な責任者を務めるとともに、これから自然災害などが発生したときの実務上の取りまとめにも当たるということになります。
 また一方、原子力安全対策課そのものはくらし環境本部でございますけれども、これについては人員を強化いたしまして、7人から11人にいたしました。ただ、この中に兼務が3人おりますので、実際にはプラス4増えたというわけではございませんけれども、この原子力安全対策課の兼務をかけることによって、原子力安全行政を進めていく上でも責任を持っていただくということでございます。
 もう一遍具体的にお話を申し上げますと、統括本部に本部長級である総合防災統括監を設置、そして、その下に防災企画グループを置くことにしたということ、あわせて原子力安全対策課の人員を増強いたしました。この全庁的なプロジェクトチームとして、総合防災企画チームと原子力防災チームを発足させていきます。きょうをもって発足をさせることにしておりまして、この総合防災企画チームの第1回の会合を本日15時から、午後3時からここで行います。これの終了後、今度は原子力防災チームの初会合を引き続きこちらで行います。そして、これからこの総合防災対策推進のために、まずは何より計画の見直しなどを初めとして、何をしていかなければいけないのかということについていろんな意見交換、情報交換などをしていくことにしていきます。基本的には、このアウトプットとしては地域防災計画、原子力防災計画も含みますけれども、それの修正をしていきます。そしてまた、県の施策に反映をしていって、国に対してもいろんな形で提言、申し入れをしていくということになってまいります。
 この総合防災企画チームは、原子力災害以外の災害全般を行うことになります。また、複合災害についてもここが所管をしていきます。原子力防災チームにおいては、この原子力災害が起きたときの安全確保、情報収集、発信、広域・長期にわたる避難、こうした現在福島でも課題になっているような事柄について、いわば我がこととしてしっかりととらえて、どういうふうにしていくべきなのかということについて検討を進めるということでございます。
 今回の防災対策推進体制の考え方でありますけれども、1つは地震・津波が今回非常に甚大に発生したということでございます。また、これらに起因して原子力災害も発生をしているということで、佐賀県の地域防災全般について総検証を行って、必要な対策を行うために、事務的な組織として地域防災計画等の見直しに向けた実務作業に着手をしたということでございます。これが1点目です。
 あと、2点目が国際戦略の推進でございまして、農林水産商工本部に本部長級の国際戦略統括監を置きまして、いわば農林水産商工本部が主に所管をしております国際戦略の統括をしっかりしていただくということを実行していただくということでございます。海外ビジネス、海外輸出、路線、観光客の誘致、市町団体の交流促進、グローバル人材の育成、こうしたさまざまな分野にわたって、これらはすべて農林水産商工本部で直接所管をしているわけではございませんけれども、この県庁全体の国際戦略の責任者として果たし、その任に当たっていただくということでございます。
 3点目が、がん対策の総合的な推進のために、これは副本部長級でございますけれども、がん対策の総括監を設置することにいたしました。私ども佐賀県では、統括という言葉を使う統括監という言葉は本部長級に、総括監という言葉、この総括という言葉は副本部長級に用いておりまして、今回のがん対策総括監は副本部長級でございます。そして、予防、検診から治療までのがん対策を総合的に推進することを進めてまいります。
 これまでもがん対策については、いろんな課がいろんながん対策を進めてまいりましたし、その中でも重粒子線のがんの治療については推進グループをつくってやっているところでございますけれども、これからのがん対策は、まず予防、そして検診、そして、特に佐賀県は多い肝がん、これの治療、こうしたものをあわせて総合的に行っていくことが必要だと考えておりまして、そのためにこのさまざまな分野にわたって行われているがん対策のまとめをしていただく方をお願いしようということで、このようながん対策総括監をつくったものでございます。この総括監のグリップのもとに、総合的にがん対策を進めていきたいと考えています。
 このほか、東日本大震災に対する支援対策の見直しとして、被災者受入支援グループという名前を被災者支援グループに名前を変えました。そして私どもは、この被災者支援の被災者受け入れの名前を「佐賀きずなプロジェクト」としておりますけれども、それを引き続き行ってまいります。また、本部長、部長の異動も幾つかございました。これが1点目でございます。
 

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