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質疑応答:組織改正 その1
○FM佐賀
 まずは、今ご説明いただきました組織の改正についてなんですけれども、新たに総合防災企画チームというのを立ち上げられるということですが、そちらのほうは自然災害等に対応するということだったかと思うんですけれども、消防防災課でも今まで自然災害のほうには対応されてきたんじゃないかなと思うんですけれども、そこら辺はどういうふうな分担を。
○知事
 すみません、ちょっと説明がわかりにくくて申しわけございませんでした。
 まず、この総合防災統括監そのものの役割についてですけれども、これは、今まで危機管理・報道監が災害や危機が起きたときには一元的に所管をして、各本部に対して指揮もするということで行っておりましたけれども、そのうち、例えば、口蹄疫とか新型インフルエンザとか、そういったものについては、引き続きこちらのほうが対応をしてまいります。台風災害とか、それこそ地震とか、あと原子力とか──原子力は自然災害とは言わないと思いますけれども、そういう災害が起きたときには、危機管理・報道監ではなく、総合防災統括監が危機管理・報道監がこれまでやっていた仕事をかわって行うということでございます。庁内のまとめ、そして、外に対する対応も含めて、ここが行っていきますということでございます。
 そして、実動部隊としてはどこがいるかというと、この消防防災課というところがいて、今までもここが実際には中心になって人を集め、例えば、洪水になりそうだとか大雨の警報が出たということになると、ここが呼びかけをして河川砂防課とかいろんな人たちに集まってもらって、ここで防災対応をやっていました。そういう対応は今後とも引き続き行っていくということでございます。
 この防災企画グループというのは、あえてここに「企画」という名前を入れたのは、ちょっと誤解がないようにということもありまして、これは計画を策定したり、今回の未曾有の大災害から我が県として何を学んでいくかと。それを計画に落とし込んだり、実際に我々がやっていく、いろんな対策に折り込んだりするということをやっていくグループがこのグループでございます。ということでございますので、こういう企画的な要素、そして、実際に災害が起きたときの実動、この2つを総合防災統括監は担うということになります。
○NHK
 関連でなんですが、この組織改正にあわせて、自然災害、原発の防災を強化ということになると思うんですけれども、改めてなぜこのような体制をとったかというところのご説明と、あと、今後のスケジュール、もし決まっていることがあれば、まず何から着手していくのかといったことを教えてください。
○知事
 今回新しい任期が始まったのとあわせて、防災の強化をしていく、安心・安全の強化をしていくということをできるだけ早く形にしたい。そう考えて、今日付でこのチームや統括監を発足させました。これで終わりとは思っておりませんで、こうしたことを、これはあくまでも実務レベルでありますので、スタートさせることで、今、例えば今回何で福島第1でこういう事故が起きたのかということについて、政府からのきちんとした見解というのは出ておりません。また、地震や津波についても、正確に何メートルだったのか、どうすればよかったのかということについては出ておりませんが、それを待っていたのでは、どこまで時間がかかるのかわからないというところもございます。
 まずは、とにかく今起きていることの検証、そして、今佐賀県の防災体制や中身がどうなっているのかということのチェック、そうしたことを含めて、そういう検証はもう既にチームとして始めておいてよいのではないか、そして、適宜今起きていることの情報もしっかり入れていく中で、佐賀県の防災を強化していくということを実現していきたいと思っています。スケジュール的なことはまたこれからやっていくことになりますけれども、今年度中には、いろいろ計画の見直しなどについては一定の成果を出さなくてはいけないと思っております。
 現時点においては、この総合防災企画チームにおいて、これは例えばの検討課題ですけれども、県境を越えた災害が発生した場合の対応、想定を超えた自然災害が発生した場合の対応、複合災害が発生した場合の対応、こうしたことについても考えなくちゃいけないねということをやっていますし、原子力災害については、安全確保から情報収集、発信、避難のあり方、こうしたことについて検討していこうかということを考えています。
 きょう第1回の会合が行われますので、その中でどういう議論が出てくるかということになろうかと思います。こういう課題を精査し、洗い出しをし、課題ごとの具体的対策について検討していくということでありますけれども、何より今現実に起こっている災害がございますので、その情報を、今既にオープンになっている情報も含めていろんなものがあると思います。そういったものをきちんと問題意識を持って、その情報の分析を行うということをまずやっていただきたいと、私は統括監を初めとするチームの方々には申し上げているところでございます。


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