○毎日新聞
　それと、これも細かいことであれですが、今度の採用、かなり思い切った採用かと思いますが、これまでコスト削減という意味もあって減らしてきていたかと思うんですけれども、この辺の財源のめどはある程度ついているんでしょうか。
○知事
　これまで行財政改革緊急プロジェクトの中で、県庁全体の職員数を何人にしていくということでずっと計画的に減らしていました。その減らした分は達成したんですね。まだ新しい計画をつくっていない段階なので、思っていたよりもこれによってお金がかかるということではなくて、もう私は職員数については増やしていくということもしませんけれども、今回これだけ採用を増やしても、やめる人が増えていっているので、全体としては増えていっていないんですね。だから、総枠そのものは維持していきながらも、これまでのようにとにかくひたすら減らしていくという方法はとらないということであります。
　特に、これから福祉を初めとして、現場対応しなくてはいけない職員も要員をしっかり確保していかなくちゃいけないということもありますし、ドメスティック・バイオレンスとか児童虐待とか、そうした新しい分野、消費者行政とかにも人材をきちんと配置しなくちゃいけないと思っていますので、こういうふうな人材の活用で、そういったことも充実させていきたいと思っています。