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質疑応答:地域主権
○時事通信
 話は変わるんですけれども、地域主権についてです。1つは、関連3法案が成立しそうだということで、思い入れがあるかと思うんですが、それが1点。あともう1つは、言葉の問題なんですけれども、地域主権という言葉が修正されるという点ですね。この2つをお願いします。
○知事
 ここ数年来の私であり、かつ全国知事会としても地方六団体としても成立を願っていた地域主権関連3法と呼ばれる法律の成立にめどがついたということは、本当にうれしく思います。委員会を通ったという報告を受けたときに、私は思わず「やった」と、ここ一月間ぐらい余り喜ぶことがありませんでしたけれども、本当にうれしく思いました。これはあくまでも第一歩だと思いますけれども、特にこの中でも国と地方の協議の場という、これまでの制度にはなかったものができました。非常に大きなものができたと思っています。これをしっかり生かしていきたいということを改めて強く感じました。
 またその中で、地域主権という名前が変更になったことについては、ちょっと残念な思いがあります。私は、地域主権という言葉でいいではないかと思っていましたし、国家主権との関係でどう考えるかということについては、それは地域主権という四字熟語としてどういう意味を持つのかというふうに考えればよいのではないかと思っておりましたので、その言葉をとにかく削除しなければだめだという考えにはなっておりませんでしたけれども、今回、与党側が、与党としては思い入れのあるこの言葉を捨ててでも、とにかく成立をさせるということを優先していただいたというのは大変大きな判断だったと思っています。
 私は、よく例に出す話としては、道州制という言葉がありますけれども、道州制という言葉は今法制上の定義はありません。ありませんが、道州制特区推進法という法律ができています。これは、この法律において、道州制推進特区とはとして定義がしてありまして、道州制についての定義はないものの、道州制推進特区という言葉は法律上使われているというふうなことを考えると、地域と主権という言葉を切り離すのではなく、地域主権という四字熟語はどういう意味を持つのかということについて、きちんと法文の中で解説をすればよいのではないかと思っておりましたので、このままでもいいんだろうと思っておりましたけれども、いずれにしても、成立を優先していただいたということを大変うれしく思っています。これからが今度我々が試される番になってくるなと思っています。

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