○佐賀新聞
　先ほどの原発の話に戻るんですが、国が4月末にも示される評価に対して、県民、町民が不満がないような答えを出してほしいということなんですけれども、県民、町民の不安を解消できるものかどうかという判断をする際に、地元の玄海町なり唐津市なり、または県議会等に考え、意見を聞く場というのは考えられているのでしょうか。
○知事
　私が1人で考えて勝手に判断するということではないと、それはそのとおりだと思います。ただ、具体的に、じゃ、玄海町、唐津市、議会、どうしていくのかということについては、今の段階ではなく、ぜひこの結果が出たときにどうするのかというふうに聞いていただければと思います。どういう答えになるのかわからない今の段階の中では、ちょっとこんなふうにしていきたいということについて、まだまだお話しできるような状況ではないと思っています。場合によっては、そういったことがないように祈りたいと思いますけれども、こんな結果じゃだめだろうと、我々は突っ返す立場にはないんですけれども、要するにお話にならないようなものが出てきたときには、一々こういうのどうですかという話にすらならない可能性もあるわけですね。これまでと違って、まだ災害が起きている中で出す点検結果なわけですから、そこはしっかりとそういう私ども自身も抱えているいろんな不安、もっと多くの方が感じていらっしゃるようないろんな思いに、きちんと政府はこたえていただきたいと私は思います。ですから、そこにどの程度こたえていただくのかということによって、私どもの対応の中身も違ってくると思っていまして、ちょっと十分な答えにならず申しわけございませんけれども、ぜひ4月末の答えをまず見てからにさせていただければと思います。
　ただ１つ言えることは、私だけで考えて、よしこれでいいんじゃないのというふうなことにはならないだろうということでございます。