○STS
　もう1点、九州新幹線の新鳥栖駅なんですけれども、非常に利用が低迷しているわけなんですね。ちょっとした話を聞きますと、例えば、関西からの旅行客が博多駅でおりるのと新鳥栖駅でおりると、団体の割引なんでしょうか、これは適用されないと。したがって、旅行会社が商品を作る際に、新鳥栖駅でおりて佐賀観光をする場合の商品が非常に割高になるということで、商品さえなかなかないみたいな感じなんですけれども、そのあたりは団体割引の件はご存じだったんですか。
○知事
　ええ、そのことは聞いておりましたので、そういうことにしてどうなんだという事実関係の確認、これをJR九州に行うのと合わせて、新鳥栖駅でより多くの方々におりていただけるように、何せ非常に観光バスがおりやすい、使いやすいところでもありますので、そうしたことについて考えていただきたいということについては話をしています。それぞれJR西日本とJR九州ということもあって、それぞれにいろんな思惑なりなんなりがあり、即わかりましたということにはなりませんでしたけれども、こうした点で問題があるということが私どもとしてもわかりましたので、こういう課題を克服していくにはどういう提案をしていけばいいのかということについては、これからも引き続き取り組んでまいりたいと思います。
○STS
　要請はJR側にされたんですか。
○知事
　はい、しました。
○STS
　例えば、当初「さくら」をとめることに一生懸命、できるだけ多くとめようということで陳情されていましたけれども、その時点で、この団体割引の件については把握されていたのでしょうか。
○知事
　いや、その時点では把握していなかったと思います。少なくとも私は認識しておりませんでした。
　今回、今の時点で、確かにこの新鳥栖駅の利用、在来線の部分は非常に多いような気がしていますけれども、新幹線の利用がまだ思ったほどではないということはあると思います。今年中に、またダイヤの改正でダイヤが充実されるというふうに伺っておりますので、その様子も見ていきたいというふうに思っていますし、新しい駅ができて、そこで人々がそれを使って行動を起こすということをしていくには、ある程度の時間もかかるのかもしれないというふうにも思っておりますが、せっかく作った駅でございますので、この新鳥栖駅のよさをできるだけ多くの人にわかっていただくような取り組みは、さまざまなチャネルでしていかなければいかないと思っています。