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発表項目:【玄海原子力発電所2・3号機への再稼働問題への対応】

 まず最初に、これからの玄海原子力発電所2・3号機への再稼働問題への対応についてでございます。
 まず、若干おさらいになりますけれども、これまで何をやってきたかということについて申し上げます。
 私ども、これまで4点のポイントがあるということを申し上げておりました。安全性の確認、地元の意向、県議会の議論、そして、総理の真意の4つでございます。
 安全性の確認については、保安院からの説明を2度にわたって受け、専門家の意見も参考に、海江田大臣のご来佐を受け、一定の理解を示したところでございます。
 そして、玄海町の意向については、特別委員会、海江田大臣と面談等々ございまして、一たんは7月4日に再稼働について同意を表明されました。
 そして、県議会の議論は、臨時議会、特別委員会、もちろん本会議も含めてさまざまな議論があり、そして、その議会からの提案にもより、県主催の県民説明会などを行ってまいりました。
 そして、4番目が、その途中で出てきました総理の真意でございます。総理にこの再稼働問題についての真意を確認すべきではないのか、できれば総理に来県していただくべきではないのか、そういう議論があり、私もそのとおりだと思い、まず6月30日に総理との面談要請を行うこととし、そして、官房長官と面談をした際にも、改めて総理に佐賀県に来ていただくように要請をしているところでございます。
 こういう積み重ねをいろいろしてまいりましたが、7月6日にストレステストを実施するということが表明されまして、これによりまして、玄海町は同意について撤回をされ、大きく様相が変わってまいりました。
 そこで、これからどうするかということについてでございますが、これまでストレステストが公表される前までは安全性の確認、地元町の意向、県議会の議論、総理の真意と、この4点について確認作業を続け、そのうち、2点については一たん終わっておりましたが、それがこれからはこう変わってまいります。このストレステストを実施するということになったことによって、私どもは新たなステージに入ったと考えています。
 まず、安全性の確認については、このストレステストというものがどういう位置づけなのか、そのことについてもいまだ明確ではないと考えています。先日、3大臣の合意の文書なども出ておりますけれども、いま一つよくわかりません。これは安全性についてもう一段高いハードルをつくったということなのか、それとも確認的に行おうという趣旨なのか、そして、ストレステストの結果について、さらに、きのうの総理のご発言によれば、自分自身も加わったところでストレステストの結果を受けて、さらに再稼働に向けて判断をするようなこともおっしゃっているようにも受けとれます。いずれにしろ、これについては、これからどういう手続で何を目指すのかということについて確認しなければならないと考えています。
 そして、2番目の地元町の意向については、これは同意が撤回され白紙に戻っておりますので、これについては今真っ白な状態ということになっております。
 そして、県議会の議論については、これは引き続き県議会の議論を継続していかれるだろうということになります。
 最後の総理の真意についてでございますけれども、さまざま総理からはいろんなメッセージが出されておりますけれども、私どもからすると、この再起動問題についてどのようにお考えなのかということについて、いま一つわからない要素も多いというところで、これも引き続き総理の真意を確認するということを続けていかなければと思っているところでございます。
 こういうふうなものがありながら、まず動きとしては何が出てくるのかというと、私どもとしては、このストレステストというものがどういう形で行われることになるのか、いつぐらいまでに行われようとしているのか、こうしたことについて、わからなければ何の議論のしようもないと思っておりまして、当面はストレステストの動向を見守るという作業がこれから私どもに求められることではないかと考えているところでございます。
 玄海原子力発電所2・3号機の再稼働問題については以上でございます。
 

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