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発表項目:【平成24年4月産業技術学院が生まれ変わります−平成24年度訓練生の募集開始−】

 私は、今日はもう1本発表事項がございます。
 全く別件ですが、平成24年4月、来年の4月に産業技術学院が生まれ変わります。この産業技術学院というのは、県立でつくっている佐賀県唯一の機関でございまして、職業訓練を行う学校であります。それをこれまで数十年にわたってやってきましたけれども、それ以来の大規模な改革を今回実施することにしています。
 5点ございます。後でまた詳しくお話しさせていただきますけれども、まずはさまざまな機関の訓練があったものをすべて2年間の課程に再編をしました。そうすることによって即戦力を養成して、就職率のアップにつなげていこうというものでございます。
 また、入校資格を高卒程度29歳以下と比較的若い人に限定をいたしました。それによって、若いからこそ身につけられる技術というのをしっかり身につけていただこうというものでございます。これまでは物によっては年齢関係なく、中高年者であっても大丈夫なものもございました。多くの方はまじめに取り組んでおられますけれども、中にはここで技術を身につけて就職に結びつけるというよりは、趣味的な感覚の方がいらっしゃったのも事実でございまして、そうしたことではなく、やはりとにかく手に職をつけて、技術を身につけて就職に結びつけるということに集中していくためにこういう入校資格にしたところでございます。
 また、定員を縮小しました。これはきめ細やかな教育訓練を実施することによって、この学校に入ったからには、卒業するときにはきちんと就職ができるという状況にしたいという思いからでございます。
 それと、就職支援課を今年の4月に設置をいたしました。就職のための職業訓練の学校と言いながら、実は就職を支援する組織というものがありませんでした。これについては、来年からの大幅な改変に先立ちまして、今年の4月から就職支援課を設置して支援を強化しているところでございます。
 そして、景気対策のお金なども使って、最新の訓練機器を導入しました。県の予算で導入したものが少々古くなってしまうと、訓練を受けた機器と実際に企業に入って使っている機器が違うということがあります。そういったことが起きないように、実際の企業で使われている最新の機器を入れて最先端の技術を習得するようにしていただきたい、この5つが今回の改革の大きなポイントです。
 訓練科が具体的にこう変わっていきます。これまでは普通課程というのと短期課程の2つに分かれておりましたけれども、これらについて、すべて2年に一本化するというものがまず一つのものでございます。総定員数を150人から80人にしたり、また就職が振るわない学科については廃止をしたりしております。そして、建築技術・設計科から始まるこれらについては、就職をしっかりしてもらうという強い意識のもと、今回再編をしたものでございます。
 今回導入した最新の訓練機器の一例で申し上げますと、例えば、電気自動車がございます。これから電気自動車がどんどん増えていくだろうと思われるわけでありますけれども、この電気自動車の修理をする技術、整備をする技術というのを身につけるためには、どうしても実車が必要になってまいります。こうしたものを入れました。このほか三次元測定機、タレットパンチプレス、木工用NCルータ、こうした企業で実際に使われているものを入れて訓練に使うものでございます。
 24年度、来年度の訓練生の募集は、願書はきょうから配布を始めます。そして、受け付けは10月3日から17日までの約2週間、選考試験を行った上で10月中には合格発表をする予定でございます。
 来年4月から生まれ変わる産業技術学院、ぜひとも多くの皆様に使っていただければと思います。
 私からは以上でございます。
 

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