○西日本新聞
　それと、ごめんなさい、あと１つにします。 　反原発団体の方々がたびたび知事に面会を求めて来られているということもあってか、県庁舎への出入りを大分警備員の方をふやされて規制されているような状況がありますけれども、ちょっと知事の言葉で、そういう体制をとられている理由と、これはいつぐらいまで続けるおつもりなのか教えてください。
○知事
　県民の皆様には大変ご迷惑をおかけしていて申しわけないと思っておりますが、いわゆるでありますけれども、原子力発電所の再稼働などに反対する団体の方が、本来は県庁舎というところは、ある一定の思想あるいは信条的な目的を持って入って、面会強要などをしてはいけないということが庁舎の管理規則に書かれているのでありますけれども、それにもかかわらず入ってこられて面会の要求をされたり、あるいは廊下などにずっと残っておられるということがあります。本当に残念なことでございます。
　そういった方々の気持ちがわからないわけではありませんが、あくまでもそういう、我が国の社会というのはルールに沿った形で自分の考えを平穏に示すということが認められている社会であって、規則に反した形で主張をすることも認められているものではないと私は思っております。
　こういう規制をとらざるを得ないことを残念に思いますが、にもかかわらず、私は秋田に出張していておりませんでしたけれども、何か非常にたくさんの方が県庁舎の中に入られたというふうな報告も受けておりまして、こうしたことについては本当に残念に思っているところでございます。ほかの多くの用事で県庁を訪れられる県民の方もたくさんいらっしゃいます。そういった方たちが平穏に用事を済ませていただくためにも、こうした体制をしばらくの間はとらざるを得ないと考えておりますが、ただ一方で、こうした団体の方々の動きがなくなっていけば、それはなるべく早くこうした体制を解除したいとも考えています。