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発表項目:【九州電力のメール問題に関する報告】

 私から本日は臨時会見をお願いいたしました。
 今回お願いをしましたのは、九州電力のいわゆるやらせメール問題につきまして、公表をさせていただくことがあるからでございます。
 先日、第三者委員会がスタートをいたしました。この郷原委員長から7月27日、第1回の委員会の終わった後、事実確認をしたいということで幾つか私に対してお尋ねがありました。
 内容は、6月21日のことについてでございました。この6月21日という日に、当時の九州電力の段上副社長ほか数名が退任のごあいさつのために、佐賀県内いくつかのところを訪問しておられます。そのことについてのお尋ねでございました。
 その日、当時の段上副社長と私が面談をしたか。したとすれば、どういう内容だったか。また、その中で、国主催の県民説明会について何か話はしなかったかということでございました。
 それに対し、私からは以下のように回答をいたしました。
 まず、面談したかどうかについてでございますが、当時の段上副社長ほか数名が退任のごあいさつに来たいということでございましたので、お受けいたしました、お目にかかっております。そして、どういう話をしたかということでございますが、退任のごあいさつということでございましたので、そういう儀礼的なあいさつをした後に、当時の再起動をめぐる情勢についても意見交換をいたしました。
 そして、3番目の国主催の県民説明番組について、何か話をしなかったかという点については、次のように答えました。
 そういういろんなやりとりをした中で、これから国主催の県民説明番組があるので多くの方に見てほしいという話を私はいたしました。スタジオの関係で少人数しか入らないので、再稼働についての議論を深めるためには、賛成、反対双方の立場から、幅広い意見を寄せてもらうことが必要だと思う。自分のところに来るのは、ほとんど反対意見ばかりだが、電力の安定供給の面からも再稼働を容認する意見も経済界にはあるように聞いている。だが、なかなか表に出てきていない。そういう声もあるのなら、こうした機会を利用して、その声を出していくことも必要という趣旨の話をいたしました。
 このように郷原委員長に回答をいたしております。
 郷原委員長からは、説明はわかった。ただ、知事の真意がそうだとすると、その話を聞いた九電側に間違って伝わっている可能性もある。それも含めてしっかり第三者委員会として調査する旨の回答がございました。
 私からは、私が申し上げたことは先ほどのとおりであるけれども、九電側にどう伝わったのか、しっかり調査をお願いしたいと申し上げました。
 こうしたやりとりがあったことについて、次回、8月2日の定例記者会見で公表する準備をしておりましたが、中部電力における原子力保安院からの質問要請の問題などが公になったこと、また、報道機関からも、このいわゆるやらせメールについての取材の要請などがございました。早い段階で1社に対してだけではなく、皆様にきちんと説明すべきと考え、委員長ともご相談の上、本日、会見をするに至ったものでございます。
 私は、九州電力に対し、いわゆるやらせメールを依頼したということは全くありません。しかしながら、当事者である九州電力に対し、経済界からも声を出すべきだと発言したことは軽率であったと反省をしているところです。
 今後は、私自身の発言の重みや影響を改めて自覚し、より慎重に事に当たってまいります。
 私からはとりあえず以上でございます。
 

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