次が、２点目の国際戦略が始動をしますというお知らせです。
　本日、佐賀県上海デスクがオープンいたします。この本日から佐賀県の上海デスクがオープンをすることになりました。佐賀県上海デスクは、上海にあるのではなく、場所は、この佐賀県庁の中にあります。県庁の新行政棟の２階の国際戦略グループの執務室の中に、新しくオフィススペースを新設をいたしました。ぜひこの後に見ていただければと思いますけれども、新たに特別のスペースを確保をして、そこで、上海関係の業務をまとめて行うという扱いにしております。
　本日８月２日付で代表１名とアシスタント１名を配置を既にいたしました。きょうから、この佐賀県における上海関係のさまざまな事柄については、この上海デスクが窓口となって行っていくことになります。
　業務内容としては、県産品の輸出促進、企業の海外展開支援、観光客の誘致、ＬＣＣ等の国際定期便の誘致などとされておりまして、佐賀と上海を結ぶ、いろんな窓口として、橋渡し役としての機能を期待しているところでございます。
　最近、中国に関する事務所機能を設置することは、大変増えてきておりますし、私ども佐賀県もこの秋には瀋陽、そして香港と事務所開設を予定しておりますけれども、こうした形で県庁の中にデスクという形を設けて行うのは全国で初めてだと理解をしています。
　そして、現在、開設をすすめております瀋陽事務所と香港事務所についてでございますけれども、開設時期は、いずれもことしの10月を予定しています。そして、瀋陽事務所は10月の下旬に、香港事務所は、ちょうど春節の時期をとらえまして、１月中旬ぐらいにと考えておりますけれども、それぞれ開設の式典やレセプションなどを行うこととしておりまして、またこれとあわせてミッションの派遣や、このニューイヤーパレードにおけるＰＲなどなどを行ってまいりたいと考えております。
　また、今回、上海デスクの開設と合わせまして、より国際取引の支援を強化していくための枠組み、プラットフォームを構築することといたしました。
　具体的には、佐賀県と佐賀県の商工会議所連合会、それと佐賀銀行、この三者が国際取引の支援共同連携に関する覚書の締結をいたします。そして、こうすることによって、いわば強みを共有して県内企業の海外取引を支援していくというものでございます。
　具体的には、海外の活動サポート、ミッション派遣、見本市や商談会の支援という業務が考えられておりますけれども、こうした目に見える形で覚書を締結することによって、より相談しやすい環境をつくっていきたいと考えています。
　また、遼寧省についてでございますけれども、瀋陽、大連に経済ミッションを10月の下旬に派遣をすることといたしました。
　遼寧省は、中国東北部の中心地でございまして、省都・瀋陽を中心に経済開発が進んでおります。瀋陽は、人口約718万人、遼寧省そのものは2,359万人という非常に大きなところでございます。
　また、一方、行政的には、遼寧省とは独立をしておりますけれども、大連というところは、日系企業も多く、日本語人材も豊富でございます。
　こうした遼寧省に対する経済ミッションを10月の下旬に派遣をいたします。開所式や企業交流、経済開発区の視察などを行うことといたします。
　また、これに先立ちまして、経済ミッションの事前セミナーとして、遼寧省セミナーの開催をする予定にしております。
　また、中国との関係をこれから強化をしていくということのひとつのあらわれとして、程永華中華人民共和国の駐日本国特命全権大使が佐賀に来られまして、これで程大使が経済人を初めとする方々に講演をしていただく。そして、歓迎レセプションをする。そのほか必要な視察等を行っていくということで考えておりまして、ことしの８月24日に来ていただくことを予定しております。
　まとめになりますけれども、これから佐賀県が世界に必要とされる地域になることを目指して、さまざまな取り組みをスピード感をもって行ってまいります。
　なお、本日、上海デスクがオープンをしたということに関連いたしまして、私自身も本日から上海に出張をいたします。ＪＥＴＲＯやＪＮＴＯに対して、この上海デスクの開設について、また、佐賀県の国際戦略の取り組みについて、ご説明をし、また、ご理解を求めていくこととあわせて、春秋航空にも参って、王会長とも面談をしたいと考えているところでございます。
　私からは以上でございます。