次に、昨年の１月に全羅南道（チョルラナムド）との間に友好交流協定を締結しました。
　そのときは、先方からこちらに来ていただきましたが、今回は１周年を記念いたしまして、韓国の全羅南道（チョルラナムド）へ友好訪問団の派遣をいたします。
　目的としては、昨年の１月に締結しました全羅南道（チョルラナムド）との友好交流協定を契機として、市町、さらに民間団体の交流を推進していきたいということ。また、ことしの５月から８月までの間、全羅南道（チョルラナムド）の中にあります麗水(ヨス)というまちで世界博覧会が開かれます。ここへの参加の機運をつくり上げていきたいと思っております。
　この麗水(ヨス)というまちと唐津市とは、40年の交流実績のある、非常に長い歴史を持つ姉妹都市関係にございます。こうしたことも背景にございます。
　訪問団は約100名、私や県議会、そして市長さん、町長さんたち、民間、そして一般県民の方々となっておりまして、２泊３日の行程でございます。佐賀空港から直行のチャーター便を使って渡航をし、帰りも全羅南道（チョルラナムド）からチャーター便で帰ってまいります。
　主な訪問先は、麗水（ヨス）の世界博覧会のオープン前の会場の視察、そのほか、唐津市の交流先である麗水(ヨス)、鹿島市の交流先である高興（コフン）郡、神埼市の交流先である霊岩（ヨンアム）郡、こうしたところの訪問を行ってまいります。
　それぞれ鹿島市と高興（コフン）郡はガタリンピックの関係で、同じような海が高興（コフン）郡にもあるということでございますし、また、神埼市と霊岩（ヨンアム）郡というところは王仁博士、日本に文字を伝えたとされる王仁博士が日本に向けて出発したのがこの霊岩（ヨンアム）郡だと言われていまして、神埼市には王仁神社という神社がございます。こうしたご縁があって訪問しているところでございます。
　もともと昨年、全羅南道（チョルラナムド）との間に友好交流協定を締結する際にも、こうしたこれまでの市や町の全羅南道（チョルラナムド）の中の自治体との交流というものも頭に入れておいたものでございました。また最近では、県内の自治体で新しくこの全羅南道（チョルラナムド）との間に友好交流協定を締結したいという動きも出てきているところでございます。
　佐賀空港からチャーター便でまず麗水（ヨス）に行きまして、道内の視察をした後、帰りは務安（ムアン）というところから佐賀に帰ってまいりますけれども、いずれも大体所要時間は１時間でございます。上海よりもさらに近いということでございまして、所要時間１時間で旅ができるということでございまして、距離的に見たときには本当に近いなということを改めて感じたところでございます。
　２月５日日曜日の出発で、帰りが２月７日火曜日の２泊３日、ずっと視察が続く強行な日程ではございますけれども、こうした中、実りのあるものを期待しております。
　これはその地図でございますけれども、ここが麗水（ヨス）でございます。そして、麗水（ヨス）博の翌年、来年でございますけれども、この順天（スンチョン）というところでは、順天（スンチョン）庭園博覧会というものが行われることになっておりまして、ここにもこの庭園の関係で佐賀県内から出展をする予定にしております。また、麗水（ヨス）博にも佐賀県として出展する予定にしております。
　そこからこの高興（コフン）郡というところで海を見た後に、ここは宇宙開発をやっているセンターがございまして、そこを見、そして王仁博士、そして全羅南道（チョルラナムド）のあるところと、あと太陽光発電所、こうしたものを見る予定にしております。
　また、県民訪問団とは別に、一般訪問コースも設定をしております。これは視察というものはございませんで、その分が全部観光にかわっております。順天（スンチョン）湾の美しい公園でありますとか、「チャングムの誓い」の撮影地になったところなどなど、あとは「朱蒙」（チュモン）の撮影地とか、そういったところを含んだ観光ルートをつくった一般のツアーも募集しておりまして、これはまだ多少余裕があるようでございますので、ぜひご参加をいただければと思っております。
　最近は、中国との関係の行事がいくつかございましたけれども、最も近い隣の国である韓国との交流も引き続き進めていきたいと考えているところでございます。
　私からは以上でございます。